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庭ぐらしダイアリー hatake day23

2021年初めての畑は、3人たまたま揃ったので急遽一緒に行くことになった。
JさんとYさんに加え、新たなYさん(JさんとYさんのお友達)が来てくれて、より賑やかな会になった。
わたしもYさん(新)とは、一度だけお会いしたことがあったので(かつJさんから噂は聞いていたのでよく知っていた)、軽く挨拶して、そのまま一緒に畑へ向かう。

前回師匠から言われていたニンニクを植える作業だった。わたしが育てていた玉ねぎの移植苗が全滅してしまい、空いたスペースをどうしようと思っていたところ、師匠が勧めてくれたのだ。皮をむいてみると、びっくりしたことに一つに4つしか入っていなかった。ひとかけらで2つ分くらいの大きな実である。

島で安い業務用のニンニクをむいていた身としては、これはいいニンニクだと体感で気づいた。師匠が言っていたことをみんなで思い出し、土の上からちょこんと端(芽が出る部分)だけ出して、その上からくん炭を撒いた。
そして、玉ねぎたちに寒肥をあげた。そういえば、、、寒肥ってなんだっけ?

寒肥とは、12月から2月の寒い時期に植物に与える肥料のこと。
この時期に肥料が土の中で植物が吸収されやすい形に変わり、春の成長期に効き目をもたらす。

なるほど。彼らは寒さに耐えながらも、ちゃんと過ごしてくれていた。土の中で、せめてもの栄養を受け取って欲しい。(受け取るのはあるからかもしれないけれど)せっかくなので、このまま頑張って耐えて欲しいと願いつつ、水をやる。風よけはしたものの、凍えるくらいの冷たい風が吹いている。もう少し暖かくなるまでの辛抱よ、と心の中で呟きつつ、畑を後にした。

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去年に引き続き、今年も学び多き畑の日々になりそうな予感がすでにし始めている。

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