庭ぐらしメモ 糸井さんの言葉

コピーライターの糸井重里さんの「ほぼ日」のサイトを久々に開いてみた。
一番最初に飛び込んできた、3月2日の「今日のダーリン」の記事に目を奪われた。

「やりたいことをはじめるときに引っかかる罠」
確かにそうなのだ。
つい先にいろんなことを調べて、「パロディ」をやってしまう。
だから、何もわかっていない方がいい。

振り返るとそれはわたしの旅のスタイルでもあった。
現地に行って、周りの人に教えてもらって、
「え、ここが観光スポットなの?」って言ったら、
「そんなのも知らずにきたの!?」とゲストハウスの人に苦笑された。(旅行者は誰もが知っている有名スポットだった)

それでも懲りずに情報0(ガイドブックは持っていくけど、現地に到着してからようやくみる)でいく。
なぜそんなことを繰り返していたのかと思うと、そこで大切にしたかったのは、「まっさらな気持ちで新たなものを見ること」だったからかな、と思う。

あるものを真新しく見ると言うことは、意外と難しい。情報が頭に入っているほど、難しくなる。

「今日のダーリン」の最後に書いてあった、糸井さんの「許しを得る方法と、じぶんで漕ぎ出す方法はちがう」と言う言葉は、特に許しを得ると言う部分が、しっくりきた。

許しを得なくても、何かをはじめることはできるんだと思う。
自分で漕ぎ出すささやかな勇気と少しの知恵さえあれば。

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