不可収束談義：うどん・そば

うどん派ですか。そば派ですか。
どうも、にらです。

使い古されてこねくり回されている既知の話題を、私も例に漏れず、こすろうと思っております。

さて、どちらですか。
私はと言うと、最近わからなくなってきました。

というのも、私の生まれはうどん県。
言わずもがな美味しいうどんが有名です。すべからく、うどん好きです。すべからくは言い過ぎかもしれない。まあ、私は一週間うどんでもいいくらいうどん好きです。
故郷を離れて約十年。こちらで食べたうどんの味に衝撃を受け、そのおかげで更に香川県のうどんが好きになりました。
帰省すると、必ず食べる。というか、半分くらいうどんを食べに帰省している。過言ではない。残りの半分は友人に会いに。

うどんの何が好きかと言われると、言語化しづらい。あえて言うなら全て、かもしれない。麺、出汁、付属する天ぷら。全て好きだ。
少し濃いめの味付けが好きなため、冬でも もっぱら冷たいぶっかけうどんを食べている。
冷たいぶっかけうどんに天かすとごまをたっぷりかける。お供の天ぷらは、ちくわ・なす・アジフライのいずれかが黄金。これに勝るものはいまのところ、いない。あぁ、食べたくなってきた。

そんな私が少し変わったのはつい最近のこと。

1年ほど前に、美味しい蕎麦という物を食べたくなった。
今まで食べたことがなく、うどんが好きと言っていたので。これはいかんと思った。ということで、付近のええ感じの蕎麦屋さんへ行き、いただく。
なんとまあ、美味しいことか。感嘆したのを覚えている。

うどんと蕎麦。比べるのは良くない、とその時思った。
どちらも美味しいじゃない。いやでも、論争は今も変わらず続いている。終わりのないものだ。

私が蕎麦を美味しいと思ったのは、単純に麺の味。
始めて行った、蕎麦のちゃんとしたお店では「まずは塩とわさびで麺をあじわっていただければ嬉しいです」と説明をうけた。調理師（過去）たるもの、店主のオススメをないがしろにするわけにはいかぬ。
そう頂いたそばは、もはやツユなんていらないほどだった。私は西洋料理人だったので、塩味が大好き。余計な調味料を使わず、シンプルに塩でいただくことが至高……という味覚をしている。それにハマった。

そして、故郷を離れて十年。
美味しいうどんを探すよりも、美味しいお蕎麦を食べた方が満足をしやすいのではないか。そう思って、そばを食べる機会が増えた。うん、美味い。
今のところ、私は冷たいたぬきそばが大好きだ。これくらいであれば家でも出来るため、今度挑戦しようと思っている。

ということで、うどん・そば論争。
私の中では決着ついていない。

和えて決着をつけるならば……
香川ならば圧倒的にうどん。それ以外ならばそばの方が当たりが多い。
そう思っている。

勿論、他県でもうどんの美味しい場所はある。
そういったところにも足を運んで、現地のうどんを食べてみたい。死ぬまでには。これはうどん好きとしてやらなければならないことの一つだと思っている。

みなさんはどちら派ですか？
いろんな考え方や好きの理由を知れると嬉しいです。

ということで、取り留めのない話題でした。
それではまた。