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人生を立て直すためにiPadを買った話②

慌ただしく厳しい年始が過ぎ、もう2月になった。
ちなみにわたしの人生は、iPadでは立て直らなかった。

彼にはもう新しいパートナーがいると、風の噂で聞いた。

そんなもんだよなあ、人生。
落胆でも絶望でもない、胸の奥がチクッとする感覚。
だけど死にたくなるほどではない、そんな気持ちが駆け巡る。

正直、想定してたよりもずっと絶望していない自分がいる。
「死にたくなるほどではない」それだけで十分だ。
わたしはちゃんと、前進していた。


そしてiPadは、全然使ってない。

まあ、こうなる。笑
わたしは元来そういう人間なのだ。

①↑の記事を書き始めたとき、わたしは燃えていた。
反骨精神的なエネルギーで、満ち溢れていた。


失恋で全部リセットして、新しい仕事を始めて、
それが大好きな絵を描く仕事で、
「やっぱり好きな事が身を救う!わたしは、絵が、大好きだ!」
みたいな結論を書くつもりだった。

だから、もっともっと色々な人に見てもらえるような絵を描きたい。
そう思ってiPadを購入したのだ。


鉄は熱いうちに打つべき

年末へ向かう忙しい日々を駆け抜ける中で、
わたしはあの熱を徐々に忘れていった。

パーティーに明け暮れて、音楽を聴いて、酒を飲んで、気を許せる仲間たちとアッパーな時間を過ごすことで、絵を描き認められずとも、心の傷は徐々に癒えていった。

今ではもう、あの熱量を思い出せない。
何かを生み出したい、絵を描きたい、認められたい、みたいな気持ちが、
嘘みたいに消えてなくなった。


多分またいつか描きたくなる


今はただ好きな音楽を聴いて、日本語の響きに思いを馳せていたい。

だけど多分、いつかまた絵を描きたくなると思う。
わたしの人生と絵を描くこととは、切り離せない。
これまでも、きっとこれからも。

だからiPadはしばらく、MCバトルを観るためのタブレットとして使おうと思う。

最近はもっぱらBAD HOPが癒し


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