屋久島の森には人の心を癒す力がある

ある日、ある瞬間に、バス停で、ある女性に何かを聞かれた。

(このバスは、、、行きますか?のような、、)

そして、同じバスに乗り、乗っている間、私たちの間で

少しの会話があった。

(何を話したかは、覚えていない。)

私は、「彼女に、尾の間に来るなら、連絡してね。」と言って、携帯番号を教え合った。


その翌日、彼女から連絡があったので、会うことにして、近くに巨岩の森を案内した。

この森は、入り口から、巨岩だらけで、なかなか見応えがある。


うちから、歩いて、10分程で行けるので、よく散歩に行く森だ。

二人で森を30分ぐらいで回り、彼女は、別れを告げ、去って行った。

彼女は大阪に帰って行った。

ある日、また、彼女から連絡があり、屋久島に来ると言う。

また、会うことになった。


うちの直ぐ近くに宿を取ってくれたので、屋久島に到着した夜、

一緒に焚き火をした。

私は焚き火が好きで、よくしている。

火を見ているだけで、何もしなくも いい。

ただ、そこにいるだけで満ち足りた気持ちになる。

彼女は宿に帰って行った。

彼女は、その後、北の方の宿に泊まりに行ったので、

(うちは、南にある。)

また、会うことはないかなと思っていたが

彼女が13時半発のフェリーで帰る日、

連絡してみた。

そして、二人で、朝早く、きらきら光る森を一緒に歩くことにした。


歩いている時、突然、何の脈絡もなく、彼女は、失恋の話をし出した。

その話は、衝撃的だった。


屋久島の森には、人の心を癒す力がある。

深い森を歩いていると心が癒されていく。

その瞬間に、心は解き放たれ、自由になっていく。

癒されたい時、その瞬間は、人生の絶妙なタイミングでやってくる。

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