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時間

ひとりになった弟猫は
茶猫を探している
寂しさのまま
時折 孤独や虚無感となった波が
寄せてきて 堪らなくなる
さびしい
いつ帰ってくるの
どこに隠れてるの
空に声をかける
大きな波の時は抗わず ただ
波の一部になる
時間はこの術を弟猫と私に与えた
大きな波になり
茶猫の元へ戻る瞬間
時間はやっと私たちを癒せるだろう





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