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短歌5首 2/5


かつて在りそして消え去り逝く人の写真の中で我は微笑む

無邪気に微笑んでやれたらよかったのにと、思う。なぜだかわかっていた悲劇的な結末に、僅か2,3歳のわたしは笑わなかった。しかめっ面をしていたのは、今になってそうだったのだと分かること。この短歌は、理想である。笑いあう無邪気な家族像である。両親は早く去った。貧しさをわたしに残して。恨んではいない。誰も望んでのことではないと分かっている。