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短歌5首 1/5


生けられた花の侘しさ身に染みて我は信じる滅びの美学

滅びの美学は、随分長く持ち続けているモチーフ。二十歳位からずっと持っている。生け花は衰えれば捨てられるもの。最も美しい時を切り取られて、飾られて、そして必ず衰えて捨てられるもの。滅びを具現化した顕著であるように思い、この短歌を詠んだのだろう。