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【感想文】tacica TOUR 2022 "singularity" 東京公演

2022年8月20日。tacicaのライブに行った。


久しぶりにリリースされたフルアルバム『singularity』を引っ提げての全国ツアー。
この日は、そのツアーの最終日。

開場の時間が近づき、会場へ向かう。
ぜぇぜぇと息を切らしながら階段を上り、フロントへ向かった。汗だく。

いよいよ開場。上手側、前から6列目のあたりに陣取る。
この日はスタンディングのライブ。段々と以前のライブが戻ってきている感じがして嬉しい。特に、今回はライブが再開されてから一番手を挙げてる人が多かった印象。私も挙げた。楽しかった。


ライブが始まってから、時間があっという間に過ぎていった。ライブ中、ずっとtacicaに心奪われていた。


セトリが凄かった。新旧入り混じったセトリで感情が揺さぶられっぱなしだった。『クローバー』『バク』『アシュレー』はまさか聴けるとは思わなかったので驚いた。

『singularity』の曲たちも良かった。
特に『人間賛歌』。
その前のMCで、猪狩さんが、CDの存在意義が問われる中でも作りたいからCDを作る、やりたいからやってる、と話していた。それから、最後に「みんながライブ行きたい時にいつでも来られるようにしておきます。」と言ってくれた。

そして演奏された『人間賛歌』。曲も歌詞も良いし、MCの内容も相まって、ずっと泣いてた。猪狩さんの歌い方も優しいんだ。
ライブが終わってからも、思い出して泣いてしまった。そのくらい良かった。
私の人生のエンディングでは『人間賛歌』を流したい。


終演後、物販に猪狩さんがいらっしゃってた。グッズ購入した人に直接手渡ししてた。ライブ終わった直後で疲れてるだろうに。有難い。
勿論私もグッズとCD購入。凄く緊張したけど、猪狩さんに、大好きです!って伝えられたし、CDを直接受け取ることが出来て嬉しかった。tacicaの想いを受け取ったようで。
会場出てからも暫く手の震えが止まらなかった。


今回のアルバムをデジタルだけでなく、CDという形で残してくれて本当に嬉しい。ジャケットとか、歌詞カードとか、アーティストの思いが込められている感じがするし、音楽という形のない作品を手元に残して置けるのが嬉しい。
自分のCDラック眺めるの好きなんだよね。


本当に良いライブだったな。tacicaは毎回最高を更新してくる。

ライブがあまりにも良かったので、今、万物に愛を抱いてる。


"あなたは今日の事を話すだろうか
数年先の未来で"
人間讃歌 / tacica

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