ひさしぶりに本気で嫌いな芸人ができたな

ずいぶん前にユーチューブの対談企画みたいなやつがあって、それにとある芸人(そこそこの中堅)が出ているのをたまたま観たんですが、
「体調不良の、同じ事務所の後輩芸人の代わりにこの対談企画に出ることになったが、マネージャーにせかされてたいへん不快だった」
ということを10分くらいしゃべってた。

でも話の内容が、
「オマエが仕事がないから後輩の穴を埋める仕事が来てるんだろ?」
としか思えなかった(笑)。

その後も「打ち合わせで上機嫌なフリをした」、「別の後輩芸人の代役もやったが、そのときも上機嫌なフリをした」
とか言ってたけど、

そんなものは普通のサラリーマンはだれでもやってることだよ!!
芸人じゃなくたって、みんな下げたくない頭を上げて、愛想笑いで生きてんだよ。
自分だけ不幸だって思うな!!!!!

前に別の動画でとある女性芸人が、何かのときにこのヒトの話題になって、
「あんなにイヤな人だったとは……」
ってボソっと言ってたんですが、
たぶんこの「某芸人」は本当にイヤな人ですね(笑)。
この動画を観ていっぺんに嫌いになりました。

「自分は売れなかった頃に地下で自分の世界を貫く、みたいに思われてたけど、こうやって地上に出て来れたから偉い」
とかも言ってたけど、意味がぜんぜんわからん……。
地下とか地上とかって自己規定しているのは、あんた自身でしょ。

もう二度と私の前に姿を現さないでください(笑)。

よくわからないのは、この芸人はアングラ(地下芸人)と思われるのも嫌、かといってどメジャー志向と思われるのも嫌、ということを口に出して言うこと。
客側からすれば、「じゃどうしろと!?」としか言いようがない。そんなに人生、自分の思い通りに行くわけないだろ。子供じゃあるまいし。

最近、芸人を嫌いになることが多いんだよな~。
この二十年間、「つまらないと思う芸人」はいたけど、「人格的に嫌いな芸人」はいなかった。というか、どんなにいい人でも芸がつまらなければそれでおしまい、の世界なので、なるべく「性格が悪そうだから」という理由で嫌いにはならないようにしよう、と心がけていた。が、最近は気が短くなってなんかもうダメだな。

ネット動画の中で、この芸人は、「ハプニング」を望むお笑いファンをディスってたけど、そんなもん、盛り上げようと思ってSNSに書いているに決まってるでしょ。中には本気で軽薄なファンもいるかもしれないけど。
軽薄なこと(誹謗中傷ではなく)を書き込む人は、同時に賛辞もいとわないんじゃないかな。
そういうファンはディスるよりも大事にしないといけないよ。

「お笑いファンの批評的な言説は絶対に許さない、『笑い』の主導権は絶対的に芸人にある」と何の疑問も持たず、主張する芸人が多すぎる。
そしてくそどうでもいい「漫才じゃない論争」とかには乗っかって。

そんなこと言われたら、もう盛り上げる気もなくなるし、ライブ告知をリツイートする気もなくなる。

自分だけ苦労していると思わないでほしい。

おしまい



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?