30代のライターが書く 紀伊國屋書店梅田本店にて売上1位になった感想
みなさん、こんにちは。先月出版した拙著『関西の私鉄沿線格差』が販売から数週間にわたり紀伊國屋書店梅田本店の新書部門売上NO1を獲得しました。厚く御礼申し上げます。ここでは「NO1」を獲得した率直な感想を述べたいと思います。
「嬉しい」よりも「ホッとした」
出版すると、周りから「おめでとう」と声を掛けられます。それ自体はありがたいのですが、出版の過程において最も緊張する時間は出版後1週間です。
「売れなかったら、次から出版社から声がかからないのでは」とか「重大な間違いをして、クレームの嵐が来たらどうしよう」とか、悪い予想が頭の中をグルグル回っているんです。
販売から1週間が経過し、本屋のポストで自分の本が売上ランキングに載ると、「次回につながる結果で良かった」とまずはホッとします。
今回もそう。紀伊国屋書店梅田本店の新書部門で1位を獲得した際も、「社会的に評価された」ことを実感し、胸をなでおろしました。
著名人と並んで少々こそばい
他にランキングに載った本の著者はたいがい大作家先生とか著名人。彼女ら彼らの思想が好きか嫌いかは別にして、ランキングでは有名人と肩を並べることに感慨深さを感じます。
と同時に、「発信力とか収入とか何十倍も違うんだろうなあ」と思いながら、ランキングを見ると、こそばく感じるのも事実。有名人の事務所や出版社は「この新田浩之て誰なんだろう」と思っているんかなあ、とかあれこれ妄想してしまいます。
絶対に実現はしないでしょうが、梅田本店でランキングに載った本の著者によるオンライン対談とかやったらおもいろいのでは、と思っています。
「作家先生!」とメールがじゃんじゃん来ることは…ない笑
ランキングに掲載されたとはいえ、関西だけというのも事実。まあ、仮に全国区であっても、「作家先生! ウチでも書いて下さい!」とジャンジャン電話がかかる、ことはないと思います。本当はそうなってほしいのですが笑。
でも、挨拶とか営業の際のインパクトというか破壊力は抜群ですね。論より証拠というか。ベラベラ話さなくても、本が水戸黄門の印籠みたいな感じで「これが目に入らぬか!!」と。単著1冊なら弱いですが、単著3冊は破壊力十分だなと、じわりじわり実感しています。何か毛利元就の3本の矢みたい笑。
来年は印籠ではなく、本を片手に現在のクライアントも含めて営業しまくろうかなと思います。PVがあまり出てない媒体に関しては、双方のズレが生じていると思うので、そのあたりを修正したいですね。まあ、芸能ニュースとは違って、そんなバンバン高PVは叩き出せませんが笑。
最後に、これはみなさんに知ってもらいたい。
新書の執筆&出版はめちゃくちゃ大変です
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