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単衣の着物のセルフ裄直し

メルカリで木綿っぽいリメイク用お着物6枚5500円を買いました。
リメイク用となっていたけど、しつけ糸がついているものもあり、なかなかの美品。
届くまで分からなかったサイズは、全体的に小さめでしたが、単衣多めで布的には余裕がありそうなものがあったので、自分で直してみることにしました。

作業対象と作業内容

第一段はとりあえずしじら織っぽいこちら。


綿麻かなぁ。洗ったらゴワゴワになりました。

紺色に赤黒のグラデーションのある縦縞で夏のお稽古用にも良さそう。
今回のセットで唯一着用感があり、もともとエンボスな織生地なのでシワと縫い目の荒さが目立たなそう、そして生地的も作業しやすそう。

今回は袖を外して、裾を解いて脇を縫い直すことにしました。

もともと裄が60cmくらいしかなかったのですが、脇に余裕がたくさんあったので脇を縫い直すことにしました。

作業前 白いラインが生地の耳
作業後

袖も出そうだったので、少し伸ばすことに。
解いたはいいものの、丸みの付け方が分からず適当にやったので、だいぶ丸くなってしまいました。
袖は42cmを46cmにしました。

作業前 袖
作業後 袖 丸みが丸々になってしまった

反省点

フル手縫作業にしたのですが、直線が多いので縫い合わせるのは割とスムーズでした。
工程の3割くらいは裏の始末で、それはとても面倒。

手元にあった青のポリ糸で作業したのですが、もとの縫い糸は黒の木綿糸だったようで、そっちの方が目立たなかった。
次回は元々の縫い糸を確認して使う糸を決めようと思いました。

最後に着てみて気づいたけど、脇で調整したせいで、前幅が広すぎ問題が発生😇
直すのもアレなのでもうこのままにします。
色々奥が深い。

使った道具

針は四の二。
糸はフジックスのシャッペスパン手ぬい糸(NG20D 261)。

所要時間(片側)

糸を解く 35分
袖を作る 40分
脇を縫う 30分
裾を縫う 10分
袖を縫い付ける 35分
裏の始末 1時間

なんだかんだで片側3時間半でした。
慣れたらもう少し早くできるようになるかなぁ。

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