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パパに愚痴を言いたくない理由

パパと戦いごっこやりたがる

5歳の息子は戦いごっこが大好きです。ことあるごとに「戦いごっこしよう」と言います。2歳の息子もお兄ちゃんの真似をして「びびびー」と光線を出します。息子たちが楽しそうなので私はよく一緒に遊びますが、ママはあまり誘われません。2歳の息子にいたっては、ママが来ると「ママ―、あっちいって」とさえ言います笑。

さて、パパとママの違いはなんでしょう。もちろん私の方が戦隊ヒーローの知識はありますが、そこが理由ではありません。私が誘われる理由は私の方がリアクションが大きいからです。やられたときは「うわー」「うぅ・・・」と声をあげながらやられ、「負けないぞ」と言いながら何度も立ち上がりますが、決して息子たちに勝つことはありません。

一方ママは結構強いです笑。あまりやられませんし、攻撃も多いです。もちろん力は弱くしてますが、子どもと対等に渡り合うようにしています。

子どもからすると、私と遊んだほうが楽しいのです。自分の攻撃も効くし、最終的に絶対に勝てます。だから誘われるし、求められます。リアクション芸人になったつもりで私はいつも戦いごっこをします。

期待に応える

リアクションと言えば、やはり出川哲郎さんです。熱湯なり落とし穴なり、クワガタなり体をはる芸でレジェンドです。

仕掛ける側は出川さんが痛がる様子や驚く様子を想像して仕掛けます。出川さんは、その様子を視聴者が「かわいそう」と思わせないように、かつ仕掛けた側の期待に応えるようにリアクションします。これがリアクション芸です。その芸で、CMやバラエティーにひっぱりだこ。かわいそうどころか、好感度すら得ています。

出川さんの例から学べることは、リアクションがいいと好感をもつということです。当たり前と言えば当たり前ですが、これを意識できている人は少ないのではないでしょうか。

お子さんがテストをわざわざ持ってきました。「ねえねえ、ママ。ぼく、90点とったんだよ!」
さて、子どもが期待する反応はなんでしょうか。当然「すごいじゃん!がんばったね!」と言ってほしいのです。全力で言ってあげましょう。もちろん、100点をとってほしいです。でも、今回「10点は何を間違えたの?」と原因を究明しても、きっと次もがんばろうとは実はなりません。

理論的にはできなかった部分を究明し、次に生かす。これが本筋です。間違っていません。しかし、正しいことが最善とは限りません。人間の心理はそんな簡単ではないです。人間はメンタルによって左右されます。なので、子どもの気持ちを理解してあげる方が正しい道筋を言うよりも優先されます。

パートナーが「今日こんなことがあって大変だったんだ」と言ってきました。さて、パートナーが期待する反応はなんでしょうか。文で見ると分かりやすいかと思います。「えー!大変だったんだね。お疲れ様。」が期待するリアクションでしょう。

特に男性。そう、私もです。男性はこのとき、「え、それって事前に根回ししておけばよかったことじゃん。そうすると大変じゃないよ。」って改善策を言ってしまいがちです。相手のダメ出しをしようとは一切思ってないのですが、ついつい言ってしまいます。当然、言った側からするとそんな反応期待していません。そんな相手には大変だった話をしたくなくなりますよね。

そう分かっているのだけれど、私もつい改善策を言ってしまいます。妻よ、ごめんなさい。

まとめ

「子どもがあまり学校のことを話してくれません。」そうおっしゃる保護者の方もいます。もともと自分のことを話したがらない子もいます。うまく伝えられない自分が嫌なのかもしれません。

ですが、まず聞き手側の反応を振り返ってみてください。話をしたくなる相手とは、共感してくれたり、驚いてくれたりする人です。子どもが話したいなと思う聞き手になることが今できることだと思います。ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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