トーク?話術?

 会話って、難しいよね。
 うまく話がまとまらなかったり、何を話してるのか分からなくなったり。
 聞き手としても、「結局何が面白いの?」となることもあるんじゃないかと。
 そこで今回は、俺が思う「トークの仕方」というのを綴ってみようかなと思います。


 では早速ですが、上手いトークの仕方とは?という疑問について解説していきましょう。
ズバリ、研究論文です。

 余計に疑問に感じた人も多いかと思われますが、これについて説明をしていきましょう。

 大学で卒業論文を書いたことがある人も居るでしょう。
 論文は主に、
 題→序論→結果→概要→結論(考察)→展望(反省)
 といった書き方をします。(うろ覚え)
 しかしこれを見て分かる通り、「結果」というものが、概要より先に書かれているのが分かると思います。

 良い例から説明していきましょう。
 例えば新聞の書き方を見てみると、「○○選手、□□の快挙!」と題があるとしたら、「○月✕日、○○選手が□□の快挙を成し遂げた。」が序論。「この成果は○○年の✕✕選手以来の快挙である。」これが結果。
 その後に、試合の状況やインタビューなどが概要、これまでの成果などで考察、選手への期待の言葉で展望、といった形になる。
 このように、結果から先に見ると、その後の内容が入ってきやすいのです。


 では悪い例を説明していきます。
 よくある広告まみれのネットニュースサイトを見てみると、まぁ題は最初に書かれるでしょう。
 しかし、肝心の結果となる「どういう話なのか」が最後に書かれているわけです。
 先程の新聞の内容で言えば、「いかにすごい結果なのか」が分からないと、大して頭に入ってこないわけです。

 では、題で規模が分かる場合はいかがでしょうか?
 例えるなら大型施設で火災、なんて記事なら、わざわざいつ以来何て表現はしないでしょう。
 この場合の結果は「いつ消し止められたのか」になるでしょう。これは分かりやすく「結果」になりますね。

 これらのように、最初に話の行き先を決めて話すと、話が入ってきやすいのです。
 例えるならば、霧のかかった道を歩く時、灯台の光を目指すような。
 居場所の分からない大海原で、北極星を目指すような。
 行き先を定めてから進み、着いたゴールがどうだったのか、という話し方が、上手い話し方なのではないか、と思うのです。

 当然、これが全てではありません。引っ張って引っ張って結果を語る方が面白い事もありますし、結果がオチになってしまう話もあります。
 ただ、もし自分のトークがつまらない、とお悩みの方は、これを意識してみると、一歩先へ進めるんじゃないかな、と思います。
 是非お試しあれ。



 まぁ、そもそも僕は話題が引き出せないのでトーク以前の問題なのですが。 
 

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