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ラグスタcolumn2-2「両立を阻害する要因」

皆さん、こんにちは!二兎Beプロジェクトです。前回に引き続き、「両立を阻害する要因」の2つ目について特集し、解決策を一緒に考えていきたいと思います。

さて、前回の内容を少し復習しましょう。両立を阻害する要因として「食後の眠気」が挙げられましたね。練習から帰宅し、食事を摂ると眠気が強くなって勉強に集中できない、という状況を打開するする一つの方法として「分食」をご紹介させていただきました。食事の一回の量を減らす代わりに数回に分けることで、食事による血糖値の急激な上昇を防ぎ、「眠気」を防止することができます。また、食事の回数を増やすことでトレーニングによる筋分解を抑制するという体づくりへの効果もありました。以下に前回の記事を掲載します。まだ、読んでいないという方は是非ご一読ください!

今回取り上げる両立を阻害する要因は、

「ラグビーでの失敗の影響」です。

この要因はラグビーをプレーする上で切ってもきれない重要な要素であるかと思われます。例えば、練習中や試合においてミスをしたり良いプレーができずに落ち込んだり、監督・コーチに怒られて、もう勉強どころではなくなる、といったところでしょうか。ただでさえ大変な勉強とラグビーの両立のモチベーションを維持する上で、このような精神的な影響やダメージは双方にとって大きなマイナスになります。

さて、どのような解決策が思い浮かぶでしょうか。よくラグビーと勉強をお互いの領域に持ち込まない、分けて考える、というやり方を聞くかもしれませんが、本当に大変な時や苦しい時期に分けて考えることなどできません。


ラグビーの失敗、どう乗り越える?

1.長期的な視点と相互作用

あなたが今ラグビーにおいて設定している大目標(花園に出る、個人としてこういう選手になる…etc)から逆算して、その失敗はどういう意味をしているのか。客観的に捉えましょう。もちろん、失敗は落ち込んで当然ですし、時には練習にすら行きたくなくなるかもしれません。しかし、どんな失敗であれ、「大目標までの道のり」という観点で見ると、良い意味でも悪い意味でも通過点でしかありません。活かすも殺すも自分次第です。

例えば、あなたがフッカーだったとして、試合中、自陣22mのマイボールラインアウトでスローミスをし、勝敗を決めるトライを許してしまったとしましょう。エリア、点差、疲労度、心理状態…。ラグビーは複雑なスポーツで、失敗の原因を突き止めようとしても、様々な要因が上がると思います。

その上で、失敗の原因を突き止める。同じ局面をイメージした練習をする。同じミスをしない。ラグビーにおいて全く同じ局面でミスを挽回できる機会はそう多くありません。そのわずかな可能性、「一瞬のチャンス」を想定して、「再現性」を高めるのが日々の練習です。失敗→分析→克服。このプロセスを長期的な視点で取り組むことが大目標達成までの近道です。

このことは、勉強にも全く同じように反映させることができますし、勉強からラグビーに活かすことができます。幸いにも勉強はラグビーとは異なり、間違えた問題をいつでも復習できますよね。同じ失敗を繰り返さないために、再現できる可能性の高い局面で取り組めるのが、「勉強」です。ラグビーのように、同じ局面が訪れるのを待つ必要がないのですから。

勉強とラグビー。失敗の原因を分析し、同じ失敗を繰り返さないために「再現性」を高める練習をする。その取り組みのマインドを勉強とラグビーにおいて相互作用させる。


2.立ち止まっていい。でも絶対に立ち上がれ。

上で述べたように、失敗してもすぐに切り替えて、原因を分析して、克服するために練習をする。もちろん、これを実践できればベストですが、私たち人間です。どうしたって落ち込むこともあります。本当にどうしようもない時、立ち止まってもいいです。試合で失敗し、落ち込んで家に帰ったら、すぐに寝ましょう。一晩寝れば、ストレスがかなり解消されるはずです。

ただ、いつまでも腐っていては前に進むことができません。しっかりと気持ちを落ち着けたら、立ち上がって、上で述べたプロセスを実践しましょう。多少気持ちが乗らなくても、とりあえずやってみると意外と気持ちが乗ってくるかもしれません。

3.最後は結局、「思いの強さ」

結局、精神論かよ、そう思われる方もいらっしゃるかと思います。(笑)

でも、最後は気持ちです。どれだけ、両立の実現に向けて強い思いがあるか、本気で叶えたいのか。心の底から成し遂げたい、その気持ちがあれば、どんな困難があっても乗り越えられます。そして、その思いの本気度が顕著になる瞬間が、まさに失敗した時にあります。そこで諦めるのか、再び立ち上がるのか、自分自身と向き合い、本能のままに突き進んでください。



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