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北大受験体験記(後期・工学部)

吉留壮真 CTB・工学部・環境社会学科2年

Q.後期入試の受験学部と受験科目を教えてください。


学部は工学部を受験しました。科目は数学と物理です。

Q.それぞれの科目の対策方法を教えてください!

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数学:改めて基礎を徹底することを心がけました。青チャートや学校で配られるような参考書を網羅し、例題・演習問題を含めて全て問題を解きました。センター試験や前期試験前と違って科目が絞られていたので、徹底的に数学と向き合う時間を確保することができました。今まで点と点でしか理解できていなかった事柄が体系的に理解できるようになり、数学の力が大きく伸びました。やっていて良かったと思うことは赤本です。北大の後期入試の数学は、過去問と類似した問題が出ることがあります。自分が受けた年も、数年前に出た複素数平面の問題と本当によく似た問題が出て、きちんと対策していたので解くことができました。複素数平面は苦手な分野だったのですが、過去問の傾向を適切に分析し、出やすい問題を徹底的に復習していたので、得点源にすることができました。
物理:とにかく問題量を解くこと、経験を積むことを意識して取り組みました。後期試験で求められるような柔軟な思考、発想をするためには、徹底的に基礎を叩き込む必要があると考え、重要問題集や過去問を何周もしました。物理を勉強する上で注意すべきことは、公式を丸暗記しないことです。公式の成り立ちや本質を理解していないと、応用問題や俗にいう意地悪な問題に対応できません。公式をきちんと理解し、しっかりと経験を積めば、難しいシチュエーションの問題が出た時に、過去の問題での経験をそのまま使い、組み立てることができます。物理の問題集を解く際も、このような点を意識しながら、「こういう考えがあるんだ」ということを新たに発見するなど、「アハ体験」をしてほしいですね。(笑)


Q.前期試験を終えてからの気持ちの切り替えや、
後期試験までの過ごし方について教えてください!

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前期試験が終わってから、気が緩んでしまうことがあるかもしれません。自分の周りもそういう人が多かったのですが、そういった雰囲気に流されず、自分を貫くことが一番大切だと思います。自分は前期入試が終わって次の日から、すぐに後期試験の対策を始めました。前期試験が終わった時点で残念な結果を想定し、敗者復活戦に挑むようなイメージで死に物狂いで取り組みました。後期試験までの時間は限られていたので、一切の後悔を残さないよう、自分の全てを数学と物理に捧げました

Q.後期試験前の勉強法や割合を教えてください!

まず、前期入試が終わった次の日から過去問を3年分に解きました。過去問をやっていく中で、苦手な分野を見つけたり、傾向を分析して、弱点を補強する形で勉強を進めました。後期試験は数学と物理しか受験科目がないので、本当に1日中数学と物理に向き合っていました。数学と物理の割合はちょうど1:1で、数学が疲れたら物理をやる、物理で行き詰ったら数学をやる、という風に朝から晩まで交互に取り組んでいました。自分は部活を引退したのが花園予選の時期の秋だったので、前期試験までも短期間で詰め込んで、集中して受験勉強をした経験がありました。ですので、前期試験が終わってからも、前期試験と同様に高い集中力を保つことができました。ラグビーで得た集中力、体力が後期試験の勉強に役立ちました。

Q.後期試験前日の過ごし方について教えてください!

北海道には受験日の前々日に到着しました。同じ高校から北大の後期試験を受ける友人が何人かいたので、彼らと一緒に前日は構内を見学しました。正門から北18条門まで一通り歩いて、試験当日をイメージして北大の景色を目に焼き付けました。そのあと、15時くらいからホテルに戻って、最終チェックをしました。具体的には、過去問で解けなかった問題を見直したり、参考書を読んで基礎事項を一通り確認しました。

Q.最後に後期試験を受ける受験生の皆さんにメッセージをお願いします!

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まずは前期試験、本当にお疲れ様でした。手応えを感じている人もそうでない人も、一旦気持ちを切り替えることが大切です!前期試験から後期試験までは10日間ほどで、これまで重ねてこられた長い受験勉強の期間に比べると圧倒的に短いです。特に後期試験の対策は前期試験が終わってから取り組み始める人がほとんどなので、この期間の努力が後期試験の結果に大きく反映されます。前期試験の結果が分かるまで、不安な気持ちもあるかと思いますが、後悔を残さないよう、一心不乱に頑張ってください!準備をして損はありません。実力は試験本番まで伸びるので、最後まで諦めず、駆け抜けてください。皆さんの勝利を心から願っています!


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