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難しいことは難しいと思っていい。周りと比べなくていい。

先日、ドラゴンボールの映画を見てきた記事を書きました。

この記事では全体の感想を書きました。
しかし実は、映画を見ていて
個人的にとても
衝撃を受けたシーンがあったんです。

冒頭も冒頭、観た人からすれば
「そこかよ!」という
ツッコミを貰いそうですが。

それは、パンがピッコロに
修行を付けてもらっているシーンです。

吹っ飛ばされたのが衝撃とか
そういう話ではなく(笑)
そこはそこでビックリしましたが。

パンが、空を飛ぶ術が難しいという話を
ピッコロにします。
するとピッコロが
「難しいのは当たり前だ」
と返します。

ここ。

ここが衝撃だったんです。

あの世界、結構みんな
ビュンビュン飛んでる
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ありませんか?

私はあります。

一般人を除くと
戦うメンバーはほぼほぼ飛んでるんじゃないですかね。

普通の地球人であるはずの
クリリンやヤムチャでさえも
飛びます。

いわゆる基本中の基本みたいな感じになってます。

それを、難しいといって拗ねるパン。

パンは地球人とサイヤ人のハーフです。
飛べる素質は地球人のメンバーより高いはずです。

でも、ピッコロは
「難しいのは当たり前」
と言います。

「やってみろ」
と言われ、アドバイスを貰いながら集中するパン。
でもやっぱり飛べません。

がっくりとうなだれてピッコロの元に戻ってくるパンに

「まだ3歳だから急ぐこともない」
「サイヤ人の血が流れてるからいずれできるようになる」
「一度コツをつかめば簡単だ」

そんなふうに励まします。

さらに言えば、見た感じ飛ぶことを強要もしてない。
これが出来ないと次のステップに進めないとは言うものの
本人のやる気のあるところ(組み手)から取り掛かっていました。

この一連の流れが衝撃だったんです。

「飛べて当たり前」
って言わないんです。

ちゃんと、パン目線で見てくれている。
パンが難しいと感じればそれは難しいことなんだと許容してくれている。

「難しいことをやろうとしているのだから、すぐにできなくて当たり前」

「でも必ずできるようになる。それを知っているし、信じている。だから頑張れ」

そんな風なメッセージに聞こえました。

とても温かい気持ちになりました。

信じて待ってくれている人がいる。
信じて見守ってくれている人がいるって、なんて心強いんだろう。

とても勇気が湧いてくる。
やってみよう、頑張ろうと思える。
誰に何を言われても、この人が信じてくれるから大丈夫だと思える。

信頼関係や絆って、こういうものなのかもなと感じました。

皆が当たり前にできることが出来ないのは恥ずかしいことじゃない。

あなたにとって難しいことは難しいことなんだと受け止め
出来ないことを安易に笑ったり、バカにしたり、失望したりしない。

これがきっと「その人をちゃんと見る」ってことなんだな。
これを自分に与えることが、自己肯定ってことなのかな、と。

今までモヤモヤと言語化できなかったものを見せつけられたような気がしました。


私、あまりその、親との関係が決していいとは言えないものだったので、こういうシーンは本当に心に刺さって・・・。
それだけですハイ。

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