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音楽との出会いはアニメ漬けの日々から。

初めて買ったシングルCD:PERSONZ「sayonaraは言わない」

私が初めて買ったシングルCDは、中学2年生の頃に買った
パーソンズの「sayonaraは言わない」だ。

このCDは、なんとシングル1曲入り500円!オトク!

なんで?
というのも、アニメ幽遊白書の劇場版映画「冥界死闘編~炎の絆~」の主題歌になっていたからだ。

おそらくだが、アニメ映画の主題歌ということで、子供達にCDを買ってもらい安いようにこのような仕様にしたのではないかと思う。

その頃の私は中学生。
アニメが大好き!厨二病のオタク。
当時の我が家は貧乏で、当然お小遣いなどない。
それでも親のお使いやお手伝いなどでコツコツ貯めたなけなしのお金でアニメ雑誌を買うほどハマっていたのだった。

当然、当時大人気だった幽遊白書にもハマっていた。
もちろん、上記の映画も見に行った。
地元にある市民施設に併設された小さな劇場だったが、それでも観られた事が嬉しかった。

キャラクターがよく動いて、絵も心なしかテレビよりきれいで。
話もよく纏まっていて私のツボをつくような演出もあり、大満足の内容だった。

なので、大好きな幽遊白書の、面白かった劇場版のCDが1枚500円!というのは私の中ではビッグニュース。
こんなに嬉しい事はないと購入に至ったのだった。

この曲をパーソンズがどんな思いで制作していたのかは知らないが
そんな事はお構いなしに、当時は何度も何度も聴いては
歌詞の中にキャラクターを見出して喜んで聞いていた記憶がある。

この曲、タイトルや歌詞が別れを連想させるため、
「漫画も近いうちに終わってしまうのでは?」
とちょっと焦ったりもした。
もちろんそんなことはなく続いたわけだが。

そんなわけで、パーソンズの「sayonaraは言わない」は私が初めて買ったCDであり、初めて買った大好きなアニメの主題歌と言うことになった。

余談だが、当時はCD全盛期。
CDを持っているだけでなんだかかっこつけれるような気がしたものだ。


初めて買ったアルバムCD:L'Arc〜en〜Ciel「True」

私が最初に買ったアルバムはL'Arc〜en〜Cielの「True」だ。
これは中に入っている1曲の曲が目的だった。

それは「the Fourth Avenue Café」

この曲はアニメ「るろうに剣心」のエンディングに使われていた曲だった。
当時の私は、やっぱりるろうに剣心にとてもハマっていて、夢中でアニメを見ていた。

当然、アニメのオープニングとエンディングも好きで、
アニメを録画とリアルタイム両方で観ていたが、飛ばさずに毎回ちゃんと聴いていた。

その中で、エンディング曲としてラルクのこの曲に出会った。
この「the Fourth Avenue Café」は、T.M.Revolutionの「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」という曲が約12回流された後に後続の曲として流れた曲だった。
ところがこの曲は、わずか4回で流れなくなってしまった。

なぜかまた、「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」に差し替えられてしまったのだ。
ラルクの曲がめちゃくちゃ気に入っていたかと言うと、そういうわけではなかったが
聞けないとなるとどうしても聴きたくなるのが人の心理。

この曲が気になって、また聞きたくて、CDショップを探した。
ところが探せど探せど見つからない!

アニメの主題歌になった曲のCDは、大体がCDジャケットのどこかにアニメの絵が挿入されているもの。
なので、たとえ曲のタイトルがわからずとも探すことができた。
(上にも書いた通り、当時気に入ったアニメの曲だからといって気軽に買えるような経済状況ではなかったので、もっぱらレンタルショップでCDを借りる時に目印にしていたのだ。)

ところがどうしても見つからない。
アニメのコーナーも、新譜のコーナーも、どこにもない!

手掛かりは、録画したるろうに剣心のビデオテープ。しかし何度も上書を繰り返し、3倍録画でとられたそれは一時停止すると画質が荒く、曲タイトルや歌手名を読むのは困難だった。

さすがにタイトルも歌手名も分からないのでは店員に聞きようもないと思い諦めた。

それから数年経ったある日のこと。
アニメ雑誌の読者投稿コーナーで、とうとうこの曲の詳細を掴む事ができた!
歌手名はL'Arc〜en〜Ciel。アルバム「True」に収録されているというのだ!

実に数年ぶりの出会い。

当時の私にとっては2000円台のアルバムと言うのはとても大きな金額だったが、どうしても聞きたいと言う欲に負けて買った。

「True」のジャケットには、メンバーの顔が印刷されたものが何一つなかった。
なので何人組かも、どういう人たちなのかも全くわからないまま曲だけを聞いた。

ボーカルの歌い方は、当時の私にはとてもクセが強く感じられて、最初は目当ての曲以外をあまり聞く事はなかった。
それが、繰り返し繰り返し聴いていくうちに、どの曲も良いなと思えるようになった。

それからしばらくして、初めてL'Arc~en~Cielを見る機会を得た。
たまたま見ていたテレビ番組に出演していたのだ。

「snow drop」と言う曲の紹介で、徳光和夫さんが司会を務めていた「速報!歌の大辞テン!」という番組だった。

そこでゲストで呼ばれていて、曲に対するコメントを一言述べる為に出ていたのだ。

最初見たときはいわゆる典型的なビジュアル系に見えた。
なんて怖そうな人たちなんだろう。曲は好きだけどこの人たち自体を好きになる事はおそらくないだろうな・・・と思った時。

Hydeが口を開いた。
「どぉも~。ラルクですぅ~。」
コテコテの関西弁なまり。
この瞬間、私はテレビに釘付けになった。

「この曲カラオケで歌うときのアドバイスと言う事ですが~この曲は低い~所から、高~いところまで声を出すところがあるので~、カラオケでは歌えません!」
とコメントをして、曲紹介に入った。
(※コメントは、当時の記憶を頼りに再現しているため、正確でない可能性があります)

ひたすら、ギャップに驚かされた。

どう見ても怖いお兄さんたちで、とてもかっこつけているように見えたのに
関西弁でこんなに面白いこと言うなんて。

それから曲だけでなく、L'Arc~en~Cielそのものにも興味を持ち始め、アニメ関連以外の曲もラジオなどで探すようになった。
思えばその頃から、L'Arc~en~Cielの戦略にハマっていたのかもしれない。

このタグを書くにあたって、note公式の詳細を見たときに、
「大人になってからの音楽の好みは、14歳の時に聴いた音楽で形成されている」」ということを書いていたが
その頃からはやン十年。
確かにL'Arc~en~Cielはいまだに聴いているバンドの1つになっている。


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