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長期的には我々は皆死んでいる:投資では資産形成できない罠について

ケインズの主流派経済学に対する批判の名言「長期的には我々は皆死んでいる」というのは、経済政策のみならず、個人の資産形成にも当てはまります。

投資というのは長期目線で、安全性重視でそのものの価値が上がっていく対象に対して資金を投じることです。

なので、リターンは良くてせいぜい年利5~6%程度です。

これは億単位で元金を用意できるか、毎月20万円以上の入金力を持っているかという人でなければ、マトモなリターンは期待できません。

投資できる金額総額が10万円も行かないくらいの無資産者、毎月の入金力がどんなに頑張っても数千円程度の経済弱者は、エルフのフリーレン並みに長生きできるのでなければ、投資では逆立ちしても資産形成なんてできません。

その程度の無資産者、経済弱者が投資で資産形成ができる頃には、もうとっくの昔に墓の中です。

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なので、投資で資産形成をする条件としては、

1.億以上、最低でも数千万円の元金が手元にあること
2.毎月20万円以上投資に使える生活費とは別のキャッシュフローがあること

このいずれかに当てはまっていないと投資で資産形成、ましてやFIRE=若年期での勤め人卒業などできません。

ではどうすればいいのかと言えば、答えは簡単で、

1.投機(トレード)をする
2.ビジネスを起こす=自分の労働力以外に売れる商品、もしくは自動集金の仕組みを作る

この二つの内、最低でもどちらかをやることです。

ビジネスの場合、ビジネスアイディアが必要だったり、リサーチ、マーケティングや集客といったものをする、そしてたいていはそのための種銭を必要とするので、よほどの勝算のある人でないと難しいです。

そういう点で、やりやすさ、そして結果の出しやすさから言えば投機(トレード)で、ハイリスクハイリターンを狙う方が勝ち目はあると言えます。

もちろん、きちんと勉強しないとカモにされるのは変わりませんが、それは投資も同じです。

ならば、より多くのリターンを、より短期で取れる投機(トレード)の方に賭けるのが妥当と言えます。

もちろん、最終的にどうしたいかは自分の決断次第ですが、少なくとも元金がいくらあるかを聞かずに「投資で資産形成」といった戯言を抜かす輩に騙される前に、一度よく考えて、覚悟を決めるというプロセスを辿ることはとても大切でしょう。

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