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マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法、読了。

まえがきの言葉が気に入りすぎて、衝動買してしまった一冊。

こんな人にオススメ
・好きなことが散らばりすぎて、どう仕事にしていいかわからない
・楽しいことがありすぎて、やりたいことが次々と出てきてしまう
・結果、一点突破できないことに悩んでいる

私自身はかなり早い段階で内面整理を終えていて、(本書に沿った表現を使うと)アインシュタインアプローチ型の仕事も獲得できているため、自分が好奇心旺盛であることに関する不安感や仕事の悩みは抱えていない。だけど筆者のポジティブなワードは、そんな私の背中でさえなおも押してくれる力強さがある。

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FAVORITE WORDS

ここからは私がメモに残したい文章を引用し、コメントを記します。

途中であなたにいくつかお願いをすることになりそうです。

だから、紙とペンをご用意ください。それから、心に留めておきたい文章に印をつける、おしゃれな蛍光ペンも。ここから、大きなことが始まります。本当に面白いことがね。

これが、私が思わず衝動買いするきっかけになったフレーズ。
おしゃれな蛍光ペンってところが良い。

全てに対してワクワクしている人って、こういう、ホントにふとした小さな部分にも遊び心を加える余裕がある。そんなところに人はついつい絆されて、心を開くのだ。

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この本で情報を得て人生設計を始めたあなたが、最高に素敵なマルチ・ポテンシャライトになってくれることを願っている。

そう願うのは、あなたの幸せのためだけじゃない。あなたが人生で成し遂げる素晴らしい仕事から、私たちみんなも恩恵を受ける可能性があるからだ。

随所に見られる、この手の優しい表現に惹かれる。「あなたを思って」だけじゃない、と言える人は信用ができる。

自分に正直に生きる人というのは得てしてこの傾向が強く、何をやるにもそれを「自分のため」だと自負している。人を助ける行為さえも、相手のためではなく自分のためだと言える強さがあるのだ。そして全員がそれ(自分のやりたくてやること)を追求すれば、それは結果お互いを助け合う結果となる。

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主流文化は私たちを「物好きな素人」に仕立て上げようとするが、実のところ、マルチ・ポテンシャライトが強みを活かせば、プロとして成功し、斬新かつユニークな形で世の中に貢献することができる。

一見「注意力散漫」で「長続きしない」ように見えるマルチポテンシャライトに対し、世間の目は寛容にはできていない。まずはその現状を受け入れ、そしてそれとは別の価値観を知ることが重要だ。

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自分を動かしているパターンや力を理解しよう。ただし、自分の多面性を快く受け入れてほしい。あなたは複雑で味のある人間で、矛盾も意外性も抱えている。そこがいいのだ。

この言い回しの深さには、訳者のセンスを感じざるを得ない。
※ 私は現在デザイナーの仕事をしているが、元々は語学系の大学出身でちょっとした日本語オタクでもある。

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彼がこの仕事を説明する様子は、羽目を外してはしゃぐイカレた科学者のようだ。 たとえば、「最近、水たまりの中でマイクを凍らせて、その上を例えば最近水溜りの中でマイクを凍らせてその上をスケートで滑る音を録音したんだ」などと言う。そう、子どもたち、こんなことがお金になるのよ。

日本の子供たちの苦悩はここにある。(実際には「こんなこと」ではないことは百も承知でいうが…)彼らは「こんなこと」がお金になることを知らない。

クリエイターである今となっては、"新しい仕事を作る"ことに対してなんの抵抗も疑問もないが、そんな世界があることを"知る"というのが非常に重要で、それが子どもに夢と未来を見せる。

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世間の印象とは裏腹に、マルチ・ポテンシャライトは仕事が大変になっても投げ出したりしない。私たちが辞めるのは、仕事が朝飯前になったときだけだ。大変でなくなった時点で興味をなくし、新たな分野を探求したくなるのだ。

もうこの1節に関しては同意しかない。まさにここに書かれている通りで、私が過去に転職したのはいつもその仕事が「大変でなくなった」時だった。

まだこの本を読んでいない方へ

一昔前は「好きを仕事にするな」という世の中の声が大きかった。

最近では「好き」を仕事にしている魅力的な人が増えているので、そんな未来に憧れる人も多いと思う。この本はそんな未来を夢みる人の中でも、特に好奇心旺盛な人に読んでほしい。きっとワクワクが止まらなくなるはず。


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