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20代で群れから抜け出すために顰蹙を買っても口にしておきたい100の言葉、読了。

『20代で群れから抜け出すために顰蹙を買っても口にしておきたい100の言葉』を読了しました。好きじゃないフレーズが多いが、刺さるものもある、というのが全体的な印象です。

こんな人にオススメ
☑ 「付き合い残業」に疑問を感じている
☑ 自分の人生は自分でコントロールしたい
☑ 日本の「社会人」像に疑問を感じている

タイトルからもわかる通り、見方を変えれば【失言集】的な要素を孕むため、『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』(読了記事はこちら)に比べて毒が強いというか…項目によっては表現の好き嫌いが別れる内容。

一般化せずに正直な感想を書くと、前作に比べて私はあまり好きじゃない項目が多かったです。

ただ、序文にある以下の内容には強く共感しました。

口を滑らせないための教育は、もう十分に受けてきた。
口を滑らせない能力は、既存のレールの上を脱線しないように生きるための力。(中略)よほどの器用か変人以外は必ず途中で脱線してしまうだろう。
だったら早めに口を滑らせて脱線して、自分でレールを作ってしまえばいい。

好きじゃないと感じたのは単純に表現や作者との主義の差によるもの。
何事も、思ったことはストレートに表現すべきであるという根本的な考えには全面的に賛成です。

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私に刺さった3つの言葉

■ Ch. 01 vs 愚者

もっとじっくり考えたら? -> 「じっくり考えたらNoになる」- p.26

せっかく決断したのに、止めにかかる人というのは、世の中に一定数います。
"別に、あなたのことを本気で心配しているわけではない。"
という表現は、鋭すぎるけれどもある意味的を射ていて。
相手にとっては他人事でも、自分にとっては自分事。
実際に思考投資している時間とかけるものの重みが違います。
究極的には、自分を止めたその人たちが自分の人生の責任を負ってくれるわけではないのです。それならば容易に流されず、自分のことは自分で決断しましょう。という意味で、賛成。

Ch. 05 vs 説教

人生はそんなに甘くはないぞ? -> 「私がこれから人生は甘いことを証明します」 – p.112

「人生は甘くない」と得意気に説教する大人は多いのですが、本当にそうでしょうか?人生を甘くするのも辛くするのも、自分自身のさじ加減ひとつ。
「人生は甘くない」と日々自分を戒めながら罰のように生きるより、「人生は私に甘い(๑´ڡ`๑)♪」と豪語しながら楽しく生きる人でありたいなと思います。

きっとそのほうが、”意地悪な人を遠ざけ、愉快な人と一緒にいたい“と
考えている私のセルフブランディングにとっても効果的なハズ!

■ Ch. 06 vs 愚問

それって矛盾していない? -> 「しているよ」 -p.134

これはメッセージ部分の

矛盾を含めたありのままを非ロジカルにインプットし、
ロジカルにアウトプットできるように努めよう

の部分に非常に共感しました。

「論理的に正しいこと」と「快適な感情」は必ずしも一致しません。
そのことを認めた上で、さぁどうするか。と次の一手を考えられる人ほど、
面白い発想が出来るのではないかと感じました。

蛇足ですが、先日、こんな素敵なエントリーを目にしました。

かつては「使いにくいけど好き」そんなサイトが沢山あった。
気づけば、「使いにくいとか、ありえない。」そんな感想ばっかり生まれる自分に気付いた。

「まさにその通りだなぁ」と腑に落ちる言葉ばかり。
「ロジカルシンキングに疲れたデザイナー」さんにはめちゃめちゃ刺さる記事だと思うので、興味が湧いたら読んでみてください。

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まだこの本を読んでいない人へ

名言というのはエッジが効いているもので、スキキライは両極端に分かれるものだと思っています。とはいえ、そこに何かしらの真理が含まれるのもまた事実。気になるフレーズがあった、という方はぜひ一度手にとってみてください。


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