見出し画像

大人も楽しめる!時々読みたくなる素敵な児童書。

図書館で見つけた、おもしろい児童書の紹介をします✦

遊び人ブログで、図書館についての話題を書きました。

今回はその中で見つけた面白い児童書の紹介です。

********

てつがくのライオン

日が暮れた。ライオンは肩がこってお腹がすいた。

(てつがくは肩がこるな。お腹がすくと、てつがくはだめだな)きょうは「てつがく」はおわりにして、かたつむりのところへ行こうと思った。「やあ、かたつむり。ぼくはきょう、てつがくだった」

この本、実は国語の教科書にも載っている詩に、挿絵がついて絵本になったものなんだとか。

私は元の詩を知らなかったのですが、格好いいと思って一生懸命「てつがく」するライオンちゃんがかわいくて好きでしたw

**********

ライフタイム いきものたちの一生と数字

この本にでてくるのは、いきものの一生を調べてわかったさまざまな数字です。それぞれのいきものの観察記録や平均寿命をもとに考えました。

カンガルーって一生で50匹も赤ちゃんを生むんだ…!とか、
キリンの模様は(平均)片側100個ずつ、計200個できるとか、
タツノオトシゴのオス(!)は1000匹の赤ちゃんをお腹の中で育てるとか。

大人の私も知らないトリビアが満載!

個人的には「生物と無生物のあいだ」の著者(生物学者)が
翻訳家を務めているのも興味深かったです。

**********

IT MIGHT BE AN APPLE

男の子が家に帰ると…。
机の上にりんごが置いてある。
いや待てよ…これはりんごじゃないかもしれない。

そんな妄想から始まるお話。

これは高性能なりんごのメカかも。
裏側はみかんかも!
このりんごはオシャレがしたいのかも!

なんて具合に、あらゆる「かも」を発想する展開が面白いやら感心するやら。

最近発想力が足りないなぁ。なんて感じる人は、一度読んでみてはいかがでしょう。

**********

光るいきもの 海のいきもの

「光るいきもの」シリーズの、海のいきものに特化した作品。

日本にいるたくさんの光るいきものを、
発光生物学者とプロカメラマンが紹介するシリーズ。

世の中に発光生物学者っていう職種の人がいるのに驚いたし、
光る理由が分かってない生き物が結構いるんだなぁ…
なんて思いながら、楽しんで読める本でした。

**********

ホネホネ動物園

何を隠そう大の骨好きのワタクシ。
骨の機能美というか…「なるべくしてなった」と思わせる
形式美が見ていて楽しくて楽しくて。

例えばみなさん、キリンの骨って見たことありますか??
首の骨のねじれ具合もさることながら、
それを支えるたてがみ部分のいかつさよ…!!

こんな手書きメモ風の解説なんかもあって、とっても勉強になりますよ♥

実はこの本、同シリーズでホネホネすいぞくかんというのもあります。

クジラが海から陸に上がってまた海に戻った生き物だなんて、私はこの本で初めて知りました…!
合わせてお楽しみください♪

**********

えんとつ町のプペル

図書館で見つけた本ではないですが、
絵本つながりということで…。

相当話題になった絵本ですね。

私は、偶然本屋さんで立ち読みしたのですが、
絵本の内容のおもしろさ、グラフィックの美しさもさることながら、
この本の出版を取り巻く著者:にしの あきひろ さんの主張がクリエイターとして非常に興味深かったです。

賛否両論あるのでしょうが、私は支持派!

(カンタンには証明できないものを)信じることの大切さ。
他人の言うことに惑わされない強さ。
求めていたものは、手を伸ばせば意外と近くにあるのかもしれない…。

そんなことを思い出させてくれる、夢のあるお話です。
皆さんも是非、読んでみて下さい✦


書き手:あそび屋Kai

この記事が参加している募集

推薦図書

応援いただきありがとうございます♪ 私の記事が少しでもお役にたてていたらうれしいです!もしよかったら、SNSなどでシェアしてお友達にも広めてくださいな。