政権交代で夫婦別姓が実現すると

ここで政権交代して夫婦別姓にすれば面白いとは思う。

今の制度なら離婚した時に女性が有利であることは間違いない。大体慰謝料を支払うのは男の方で、婚費として生活費を支払うのも男である。子供の親権も8割が女性親が得るという。

姓の変更は結婚時にそれだけ面倒ならば離婚して旧姓に復すのも面倒であろう。夫婦別姓であればその手間も要らない。旧姓のままであれば実家から出たという実感もないので帰ることも容易である。

女性にとっては離婚することへのハードルが少なくなるのでちょっと気に入らないことがあれば離婚して焼け太りを狙える訳である。

実家にしても、出戻りしてきても向こうから財産を分取ってくるのなら喜ばしいかもしれない。つまり、三高の男、実家の太い男に嫁がせれば離婚時に財産を持って帰ってくる。孫もこちらのものになる。強制的に財産を分捕りさえすればあとは「高葛藤」だと言って子供との面会交流を辞める方向で動けばいいのである。

社会がこの方に動けばどうなるか。

男の方が結婚にリスクを感じ、たとえ子供ができても離婚すれば養育費だけ取られてもう二度と会えなくなるという認識になってしまえば結婚に二の足を踏むことになるだろう。その親にしても「早く孫の顔が見たい」と言っても、息子の嫁が離婚すればせっかくの孫には二度と会えなくなるということになれば息子に結婚をせっついたところで不幸になるかもしれないという気持ちが出てくるかもしれない。

そうなると、男の子の親は結婚を勧めなくなり、多くの男は結婚よりリスクの少ない人生を選択するかもしれない。

もちろん一部の「オレは大丈夫だ」という男子が結婚に踏み切り、離婚騒動で不幸を味わうということになるのかもしれない。

もちろん女性は結婚する相手がいなくなるのでぶうぶういうかもしれないが仕方がないよね。企業の経営者にしてみれば女性社員の結婚や妊娠、出産リスクが減るので男性社員と同じように使うことができるようになって「我が社は男女平等だ」と言えるし、結婚しなくなった男性社員に家族手当を出す必要も無くなるから「男女平等の給与」をいうこともできるようになってさらにハッピーであろうと思う。

追記)なんだか企業経営者が悪者みたいな終わり方なので、追加すると、フェミニストやリベラルは「男が泣きべそをかくシステムなら「男尊女卑」の是正に有効だから積極的に導入すべき」というと思う。きっと多くのフェミニストたちは「下らない男どもは結婚できなくて泣けばいい。私には白馬の王子様が来るから大丈夫」という確信があるのだ。多分その「白馬の王子様」が来るのは25世紀くらいになるのだけれど。

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