そりゃ野党の支持は

そりゃ、蓮舫氏の言うように、首相が申し訳ないと言っても「それでは足りない!」というのは自己満足にしかならないわけで。

仮に菅首相が土下座して責任を取って切腹して果てたところで、それ以上、何の改善をも認められないわけである。ただ、首班が消えるというだけのこと。そんなことをしてもコロナ患者が回復するわけでもないし、感染拡大が止まるわけではない。

じ、じゃあ他の大臣もみんな切腹で殺してしまおう。政府のキャリア官僚も下っ端職員も全部殺せ!地方公務員も殺せば良い。なんてとち狂ったとしても何の解決にもならないわけである。ただ、政府機能や自治体機能が止まるというだけのことである。

左派や野党はそんなことを言っても首相も公務員も命は惜しいから醜く生き延びるであろう。そうすればそれを叩く我々野党や左派が比較優位として美しく見えるだろうと自画自賛したいだけのことである。

それを考えるとなぜ野党に支持が集まらないのかというのは簡単なことである。現実性や実現性のない意見を声高に叫ばれたとしても何の解決にもつながらないわけである。無闇矢鱈に政府与党を責め立てても議論を停滞させるだけではっきり言って時間の無駄でしかない。政府の意見にただ賛同するだけでは野党ではなくてゆ党だというのは野党自身が言っていたのではないか。

政府に無闇に金を出せと叫ぶことは誰にでもできることであって、わざわざ野党議員として金を払うに値しないものである。

実際、どれだけの金を出せばどういう効果があって、他の政策ともコンフリクトせず、財政負担も想定の範囲に収まる、というきちんとしたデータを国民にも示してコンセンサスを得ようというのが対案ということである。

ヒステリックに喚き散らして与党に謝罪と賠償させろ、と言い出すともちろん、多くの日本人は目を背けてそんな人はいないように振る舞うしかないのである。そういう人や組織に支持が集まるわけはないのである。

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