10代コロナ感染者の死亡など

大阪で10代のコロナ病死者が出たそうである。短絡的にデルタ株?って言いそうであるが、昨今のコロナ感染拡大では10代の死者が出てもやむを得ないということであろう。

従来株の流行でも欧州などでも早期から10代のコロナ病死が報道されていた。当然ながら、マスコミが報道するということは10代の死者は稀であるということである。

大変残念なことではあるが、コロナ感染が拡大すると本来、死亡可能性が低い年齢層においても死亡者が出てくることはやむを得ないことである。これを防ぐために感染経路対策を行なってきた訳であるが、デルタ株ではウイルスの増殖力が強いため、通常の感染経路対策では拡大を抑えきれなくなっているということであろう。そうなると感受性対策が重要になる。つまりワクチンである。

最近また反ワクチンのnoteをポツポツと目にするようになったが、これは若年層に感染が広がり、これまでコロナを高齢者の感染症と考えてワクチンに拒否的であった若年層が自らの感染の不安が増大したことによってワクチンへの態度を変えつつあることに対して、反ワクチンが「コロナワクチンを打つよりもコロナに感染して死ぬ方が望ましいじゃないか」という宗教的信念を強化しようとする試みであるのかもしれない。

厚労省の試算では高齢者へのワクチン接種がコロナによる感染者や死者を大幅に減少せしめたという報道がある。このことからは、現在のコロナによる死者に40歳代などの比較的若年層が目立つのも、ほぼ接種を完了した高年齢層と、まだ未接種者の多い比較的若年層の接種率の差を見ているだけなのかもしれない。

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