見出し画像

ただのバケーション

デンマークに来て2週間が経ちました。

完全に東京の夏気分で来てしまったので、サンダルには厳しい石畳みと寒い夜に泣いている。

画像1


やっぱり古い建物を残した街は美しく。それぞれの建物に番号があるのが、何となく面白いなと思う。

画像3


今はHelsingørという街に来ていて、コペンハーゲンより小さくて観光客も少ないあたりが心地よい。

画像2


街からすぐ見えるクロンボー城にも行ったけれど、体調がすぐれなかったこともあってよくよく内観を楽しめなかった。

画像6

ただ、人の顔の装飾が多く施されていたことが気になって、これはヒューマニズムの類いかしらと思った。勉強します。

画像5


そして私が3週間通っているフォルケホイスコーレ。

画像4

毎日誰かが音楽を奏で、自分の知らない言語が飛び交い、部屋からはキャンプファイヤーの炎が見える。バケーション真っ只中の陽気な空気に飲まれて、まるで夢の中のような非日常気分を味わっている。

この3週間は、実は5ヶ月の秋タームの準備期間のような位置付けでもあるから、どうしてこのコースを選んだの?という質問が飛んでくる。(半分が私と同様に3週間で帰るのだけれど。)

その度に私は「ただのバケーション気分よ」とはぐらかす。

それがとっても気楽で、リラックスできて、全身でこの時間を楽しめて。

ああ、私こういう形で海外に来れてよかったなと心から思ったりしちゃっている。

と同時に、「親がデンマーク人でハーフだから」「何がしたいかわからなくて」「ビザを更新するため」とか受動的な理由の人も多くて、「ああこれでいいんじゃん」と、謎にシンパシーを覚える。


もっと逃げ道のような選択肢が増えるといい。心の枷を外すように、気楽に、おおらかに、自分の人生を見つめられるといい。

日本でもそんな景色が見えたらいいし、作りたいなーと思ったりする。


ちなみにコロナのため4日間の療養中・・・なのにストレスフリー。

こっちでかかってよかった、きっと?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?