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ラジオドラマと私

星野ブロードウェイ!!!

今となってはすっかりお馴染み、星野ブロードウェイ。
「星野源のオールナイトニッポン」内で星野源とそのスタッフが、ぶっつけ本番リハなし生放送でお届けする、ラジオドラマコーナーです。
脚本原案はリスナーから募集して、それを構成作家の寺ちゃん、サブ作家のみゃーもりさんがそれを元に脚本を作ります。
配役されるのは源さんだけでなく、脚本家である寺ちゃんやみゃーもりさん、ディレクターの野上くん、時にはミキサーの大沢さんや発案者の元ディレクター・ひかるちゃん、しまいには通りすがりのニッポン放送社員、ゲスト出演者まで巻き込まれるという混沌っぷり!w
もちろん源さん以外は演技経験皆無の方も多く、そんなばらばらな集団が深夜に全力でラジオドラマを作る様は予測不可能、毎回トラブル必至です。
けど、それが妙な緊張感を生み出し、一層面白いのです。

そんな星野ブロードウェイ、実は以前から既視感みたいなものはあったのですが。
ふと記憶をたどると、私は遥か昔にラジオドラマと出会っていたのでした。

北海道の片田舎に住む私のラジオ環境は、どちらかと言うと最悪でしたw
なんせ日中でも民放AMには雑音が入り、FMはNHKが辛うじて聴けるだけ。
なので深夜ラジオは、必死でアンテナを伸ばしてチューニングをするような状態でした。
そんな中、やはり安定感があるのはNHK。
そして、私はふとしたきっかけでこの番組に出会ったのです。

まだ続いてた!

この「青春アドベンチャー」の先々々代、「アドベンチャーロード」というラジオドラマ番組があったのです。
この番組で、私は一気にラジオドラマにのめり込みました。

そのきっかけは、菊地秀行の「風の名はアムネジア」という作品でした。
その不思議な世界観と、爽やかでどこか切ない楽曲。
初回放送を聴いたのは偶然だったのですが、雷に打たれたように毎回聴き続けてしまいました。
その「ラジオドラマ」という世界は、当時の私にとっては世界が変わるほどのカルチャーだったのです。
言葉だけで演じられる世界は、私の頭の中でどんどん膨らんでいきました。
その感覚が忘れられず、結局かなりの期間聴き続けることになったのです。

…という話を、実は割と最近まで忘れていましたw
けど、なぜか星野ブロードウェイが面白くて楽しくて、それなのにどこか懐かしいのは何でだろう?とは思ってたのですが…。
実は遥か前に、こんな形で「ラジオドラマ」というものに出会っていたのです。

そんな記憶を思い出し、ラジオドラマを「懐かしい」と思えることを嬉しく思いました。
そんな感覚が今も存在していること、まさか自分の推しがそれを叶えてくれたこと。
こんな偶然が重なることがあるなんて!

生きてると色々な奇跡があるものですねえ。
ついニヤニヤしてしまったのでした。

風の名はアムネジアの主題歌

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