報知映画賞、3冠!【罪の声】

助演男優賞、おめでとうございますー!!!

【報知映画賞】星野源、初の助演男優賞「とても、とても、とてもうれしい」大変な年に「意義は大きい」 : スポーツ報知 

報知映画賞、というのがありまして。
1976年から始まった「スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞」なのです。
各賞たもファン投票上位から作品や個人、アニメをノミネートし、その中から選考委員会が決定します。
選考委員にはタレントのYOUさんや、映画コメンテイターのLiLiCoさんのお名前も!

そんな歴史ある賞で「罪の声」が作品賞・邦画を受賞、そして主演男優賞に小栗旬さん、さらに我らが星野源さんは助演男優賞という、まさかの3冠を達成したのです!!!

個人的には手放しで嬉しいー!!!という話だったのですが。
とうやらSNSの一部では「星野源はダブル主演のひとりなのだから助演男優じゃない!撤回を!!」という動きがあったそうで。
うーん…確かにダブル主演なんですけどね。

私はむしろ「選考委員会の気遣い」の結果じゃないかと思ったんですよ。
こういう賞は基本的には一人しか受賞できません。
一人にしないと、どうしても価値が揺らいでしまいますから。
「一人であること」はすなわち頂点であるという事で、それこそが名誉であり、価値になるのではないかと思うんです。
だから今回の主演男優賞も、一人だからこその価値があるのだ、と。

もちろん、作り手側や視聴者側としては源さんも「主演」ですよね。
だからと言って、主演男優賞を小栗旬と星野源で争わせますか?
二人で潰し合いをしたほうがいいですか?
それこそ、なんか違うなあと思ってしまうのです。

そうなれば、やはりダブル主演のどちらか一人は「助演」に回るしかないのです。
むしろ助演男優賞に星野源をエントリーしてもらえたことで、初めて「3冠」という偉業が成立したのですから、それって嬉しいことじゃないのかな?と。

とはいえ。
助演男優賞と言われた瞬間、脳内に浮かんだのは…宇野祥平さんでした。
(私もやはり脳内に浮かぶ源さんの立ち位置は「主演」ですから、この場合は選外になります)
この作品で「助演」と呼ばれる立ち位置にいる方はとても多いと思うのですが(まあ結局は主演以外はみんな助演ですしw)、宇崎竜童さんや橋本じゅんさんも頭をよぎりつつ、やっぱり目の奥に焼き付くのは聡一郎さん(役名)なんです…!!!

もうひとりの主人公たち、生島姉弟。
その衝撃は言葉で表せるものですらなく、映画を観終えた今でも姉弟の幸せを願ってしまうほどです…。
もちろん源さんの受賞は心の底から嬉しい。
けどけど、宇野祥平さんにも助演男優賞を差し上げて欲しかった…!と思ってしまいました。
他に食い込める空きはないものかと、各賞のタイトルを見直しましたよw

そしたらですよ。
運良くその受賞が特集されている「スポーツ報知」紙を購入できまして。

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どれどれと読んでみたら、まさかの事実が!!!

新聞のほうにはその受賞理由が書かれていたのです。
助演男優賞の記事にあったのが「エントリー(中略)挙がったが、星野源と宇野祥平の一騎打ちに」と!!!
そうなのです、助演男優賞にエントリーされていたのは源さんだけでなく、宇野祥平さんもだったんです!
(主演男優賞と違って、助演男優賞は同じ作品からもエントリーされるようです)

最後まで競っていた。
その状況に胸が熱くなりました。
そうだよ、宇野祥平さんの演技も本当に神がかっていたんだもの…選考委員さん達、分かってくれていて良かった!!!

そして、更にとどめを刺したのが土井監督の受賞記事です。
「「今を代表する表現者」と称する小栗旬と星野源の活躍もさることながら(中略)宇野祥平を陰の立役者とたたえた」と
!!

いやあ、本当に本当に嬉しい。
こうやって沢山の人が「罪の声」をしっかり観てくれて、最後まで悩んだり気に留めてくれることが本当に嬉しい。
賞レースなのに、ただの競り合いではなくて、根底にあたたかいものを見た気がしました。

とはいえ、表面上は宇野祥平さんに掲げるタイトルはありません。
だから、目立たないほんの小さな場所ですが、ここに書き留めておきたいと思います。

「罪の声」最高!宇野祥平さんは立役者だ!!!

※余談ですが、新聞で小栗旬さんが「2人で主演だと思っているので(同時受賞は)非常にうれしい」とコメントを出されていて、こちらも胸熱です。
そして源さんは「僕の人生で初めての助演男優賞、誇らしい気持ちになりました」とコメントをされています。
どこまでも大人なお二人、読んでいて本当に幸せでした…。


おめでとう、罪の声!!!
まだまだ上映されていますので、行ける方はぜひ観て欲しい!!!



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