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2022年の個人的マダミス大賞

にっしーが2022年にプレイしたマダミス作品の中から最優秀作品と優秀作品を選出しました。
各作品には一言コメントを添えていますが、詳しくはレビュー記事も参照してください。

最優秀作品

『シュレーディンガーの密室』
2022年だけでなく、オールタイムベストを更新した作品です。
感情と理性の楽しさを両立させた最高傑作です。

優秀作品(順不同)

『パンドラの箱の再開』
計算されたエンタメ体験として『シュレーディンガーの密室』に勝るとも劣らない作品。犯人探しが主題にはなっていないため、マダミスというジャンルの括りでは惜しくも優秀作品でした。

『蟻集』
公演型マダミスとしての存在意義と価値を高めた作品にして、正統派の推理を堪能できる一作です。ハリウッド映画的では無くてヨーロッパ映画的な面白さです。
クオリティは非常に高いのですが、展開の地味さで最優秀作品には一歩及ばずでした。

『蝉散』
マダミスに真摯に向き合った作品で1つ1つの設定、ルールが作品にふさわしいものか熟考されています。プレイが終わった後も考えさせられる深みをもった作品です。

『フェイクドナー』
なによりゲームシステムと緻密なキャラクター造詣に驚きました。事前の作りこみがあるからこそ、ゲーム開始後のコントロール無しでも情動的な物語が成立させられています。

『毛玉の家』
ホラーは感情に訴えかけるものなのに対して、マダミスは論理で詰める要素があって相性が悪いのですが、マダミスとホラーを共存させています。
真のホラーマダミスといって差支えありません。

『凍てつくあなたに6つの灯火』
マダミス666の中でも最もよくできた作品で没入感が重視されています。王道的な作品ではありませんが、バランスがよくてエンタメ体験として捉えた際に大きなカタルシスが得られます。

『SORCIER 賢者達の物語』
4人用でコンパクトにまとまっていながら、キャラクターたちの思惑が絡み合うことで深みが生まれています。
一筋縄でいかない展開で、観ても楽しい作品に仕上がっています。

『WATCH OVER』
スタンダードな作りで、没入感、推理、競合のどの要素もクオリティが高く、初心者からベテランまで楽しむことができます。
今回の優秀作品の中でマダミス初心者に薦めるとしてら、迷いなくこの作品です。

『キルタイム・キラーズ 絶泉館の殺人』
「GMも登場人物を演じる」というのが2022年の販売作品のトレンドで、その象徴的な作品です。ポップな世界観、GMでも楽しめて何度もプレイできる点など、パッケージ作品として非常に配慮されています。

『時計の針は5時半を指していた』
オンラインプレイは推理と相性が良いというのを体現した作品で、オンラインの進化を実感させてくれます。推理を存分に楽しめる上に比較的手軽にプレイできます。

『英国探偵とウォルターの遺産』
オンラインマダミスの最新の進化形を体現した作品です。推理もプレイ時間も超重量級ですが、マダミスのガチ勢なら楽しめること間違いなしです。
プレイヤーにとってもGMにとっても練度が求められます。

『超能力者バトルロワイアル』
サプライズに満ちた作品です。一見するとネタ作品のように見えますが、中身はしっかりした作りで、マダミスの面白さの要素はどれも質が高いです。推理はもちろんのこと、それ以外の部分でもユニークさが光ります。

『蒸気の街には薔薇が咲く』
独特な世界観、個性的なキャラクターたちが織りなす没入感の高い作品です。没入感だけにとどまらず、キャラクター間の競合も十二分に楽しめます。

『夜の蛙は眠らない』
青春を駆け抜けるすがすがしい作品です。ゲーム配信者が重要な要素になっていて、ココフォリアの演出も相まってオンラインプレイならでは楽しみ方が詰まっています。

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