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「マザー」、音楽は贈りもの。

こんにちは。

昨日、地元の大型リサイクルショップで、掘り出し物を発見しました!

それは、ファミコンソフト「マザー」のサントラ盤。
ずっと欲しくて欲しくて、でもタイミングがなかなか合わず。
ネットで買うのも何だかなーと思っていたところ、思いがけず店頭で発見。
それも、すごくいい状態で。
もちろん即買いしました!!

「マザー」は音楽を軸にストーリーが進んでいく事もあって、作中の音楽が最高に素晴らしいです。ムーンライダーズの鈴木慶一さんの作曲によるものですが、本当に今聞いても斬新に感じるほどの素晴らしいメロディラインと巧みなアレンジ。

特に好きなのが、フィールドを歩く時に流れる「Pollyanna」という楽曲。
すごくポップでどこまでも明るく、ずっと聴いていたいと思うほどの軽快で素敵なサウンドです。CDには歌唱バージョンとファミコン音源バージョンも一部収められいますが、どちらもいい!本当いい!!

後、今回CDで聴いて始めて知った曲、「Flying Man」も素晴らしい。
幻想的なメロディとサウンドで、フワフワと空を浮かんでいるような感覚になる不思議な楽曲です。後半のハーモニーが特にハッとするほど素敵で、どこかビートルズやXTCを思わせるサウンド。さすがは巨匠・鈴木慶一さんの作品!

そしてラストの「Smiles And Tears」。これは泣けます。ハンカチ必携。
どこか哀愁漂うメロディとノスタルジックな雰囲気で、一気に少年少女の無垢であどけなかったあの頃を思い出させてくれます。野球帽をかぶってどこまでも走り回っていた無邪気なあの頃。友達と原っぱと犬とおやつが世界の全てで。どこまでも行ける、何にでもなれると信じていた無軌道なあの時代。本当に懐かしいなあ。

「マザー」をプレイすると、子供の頃が蘇ってくると同時に大人ってなんだろうなということも無意識に考えさせられたような気がします。
ゲームは私には難しすぎて途中までしかプレイできていないのですが、色々なキャラクターに混じってお兄さんやおじさん、あとセーブする時に電話で話す父親など大人のキャラクターも時折出てきます。その中で、否応無しに大人ってなんだろうと考えるのです。それはもしかしたら、今もどこかで続いているのかもしれません。大人って、なんだろう。

「マザー」の音楽は、私にとって大事なプレゼント、贈りもののような存在です。
自分で買ったものではあるけれど、世の中に存在する、空や風、太陽や緑、草花や動物たちと同じように、ただそこにあって嬉しい存在。大いなる小さな贈りもの。

この素晴らしい音楽がずっと傍にあることが本当に嬉しいです。
「マザー」、いつも本当にありがとう。

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