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#13 怪我と弁当は自分持ち

定年間近の54歳で退社しフリーランスになった。

周りからは「何も辞めなくても」と言われたけど、続ける意味が見出せなくて辞めてしまった。そしてフリーランスに。

でも、会社を辞めたからこそ、分かったことや気づいたことがたくさんあったのでそれらを綴っていくのでお付き合いください。

これまで

①名刺の威力、②社会保険料、③25日のATM、④一般管理部門の有り難さ、⑤時間管理は自分、⑥個人の力で生きていく覚悟、⑦失業保険、⑧厚生年金強制適用、⑨痛勤からの解放「⑩低いITリテラシー」「11健康診断」「12絶対休めない」

を綴ってきましたが、今日は「#13 全部自分持ち」です。

私が新入社員として会社に入ったそれはそれは遠い昔の話ですが、その時の先輩から言われたのは「怪我と弁当は自分持ち」でした。

怪我に限らず病気など全て自分の責任。

とにかく怪我に気をつけ健康に気をつけなさい、病気になっても困るのは自分。と言う指摘です。

そして弁当は、会社にいると接待など他者から奢られることも増える。でも、それは必ず自分に責任が伴うもの。だから、食事は自分のお金で食べなさいと言う教えでした。

新入社員としては、漠然とそんなもんなのかな、と言う印象でしたが、会社員でいると、その他、オフィス、机、パソコン、スマホが貸与され、通話代、出勤や移動の交通費、出張の旅費交通費、文房具、全てが会社持ちです。

ところが会社を離れた途端、社会保険料と同じに全部自分持ち。

オフィスを借り、スマホを買い、パソコンを買い、移動するための交通費も文房具も、とにかく全て自分持ち。

最寄駅から大手町駅への電車代は往復1,000円
これが打ち合わせのたびにかかる。

会社にいるとこの感覚が無い。むしろ、その方がいけない気もしますが、実際、会社を辞めて初めて往復1,000円かかるのかと知る現実。

どれだけ会社に守られてきたんだろう。

フリーランスになると、怪我と弁当に加え、全てが自分持ち。

会社にいると分からない一つです。

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