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質問力

最近、自分が師匠としている人から、

「半年前と比べると格段に質問力が上がっている」

とお褒めの言葉を頂いきました。

嬉しくて嬉しくて何も言葉がでませんでした。
という実体験から学んだ事を書き留めて起きます。

質問で相手からの印象が変わる

「質問したのに相手が答えてくれない!」と思うのはお門違いな話で
8割が質問に左右されると感じています。

自分の質問に対して相手の答えが噛み合ってない場合は次のうちのどれかになります。

①質問の質が悪い
②質問する相手を間違えている

これは個人的な考えですが、ほぼ質問側に責任があると感じています。

なので、新卒や中途面接の入社面接で、面接官の意図とすることに答えられなくてお見送りになってしまった話を聞きますが、質問がイケてない面接官が原因で答えられなかったケースも多分にあるのでは、とも思っています。

話を戻します。

質問でなぜ相手からの印象が変わるのか。

キーになるのは質問が進化しているかです。

■サンプル会話

初対面の人に会った時に、
「はじめまして、ニッシーと申します。〇〇さんはお仕事何をされているんですか?」
という質問に対し、初対面なので相手は快く回答してくれると思います。

しかし、これが2回目・3回目と接触して会話もしているはずなのに

「〇〇さん、お久しぶりです。今お仕事何しているんでしたっけ?」と質問するのと、
「〇〇さん、お久しぶりです。前回お会した時に、お話されていたあの件は進んでいますか?新聞でこんな情報を見かけたので、その時に〇〇さんのあの件が頭に浮かんで気になっていたんです。」

と質問するのとでは、この先に広がる会話の内容が変わってきます。

これは、相手の話している内容を覚えてれば良いという話でもなく
仕事でもあてはまると思います。

■サンプル会話2

例えば上司から仕事を教えてもらっている時に、ただ教えてもらうことをメモする・反復するのではなく、

「今教えて頂いたやり方で試してみます。追加で質問があるのですが、こういったパターンの場合、こんなことも想像できるのですが、この場合にも当てはまるやり方と理解してよろしいでしょうか?」

と質問するだけで、上司から引き出す情報が広がるため、おまけの情報を聞き出せたりします。

そして最大のメリットは

上司からの教えるやる気スイッチを押せる

これにつきます。
もちろん、追加の情報の引き出しにより、手を動かす作業が発生した場合は例外パターンにも対応できるといったメリットもありますが、
対応している上司から見ると(おっ理解力早いな。自分で考えてやろうとしているし、次はこんなことも教えてみようかな。)と思うのです。

ただ注意しなければならないのは、この質問をぶつける相手の器が小さい場合にはNGです。

器が小さい=思考が浅い人なので、その相手に深堀りする質問をしても、自尊心を傷つけられて嫌がられるだけです。

自分の質問しようとしている相手を見極めましょう。

質問力を上げるために読む本

質問力を上げるために読んだ本を3冊紹介します。

個人的に茂木さんの本は全般好きなのですが、
良い質問とは、具体的な問題に置き換える事とおっしゃっています。
日本人がなぜ質問が苦手なのかの内容も書かれていて、テクニックだけにとらわれず、面白く読みやすい本でした。

齋藤さんも質問力で相手の能力を推し図られると言っている流れから、実際にどのように質問力を鍛えたのかのテクニックが書いてあります。

問いとはなにか?という哲学的な要素も交えながら、ロジカルに解説している本です。個人的にも組織デザインという観点から、この安斎さんのワークショップにはとても興味があり、最近ミミクリデザインのコミュニティに入会しました。

HPはこちら↓

学びから気づいたこと

まだまだ質問力のレベルは低いですが、質問力の向上によって相手からの印象をコントロールできるというメリットもありつつ、何より相手からの情報を引き出し量や質があがると感じました。

ITの発達によって情報過多の時代ですが、どこまでいっても人から学べる情報が一番有益で成長につながるのだと思いました。


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