動作の確認・検証、自主練習、技の検証の整理

はじめに、
基本となる動作(今回は玉々)を経て、様々な技を行っている中で、基本動作に立ち帰り、自主練習を行う際の心得。
〇目的を持つ
例えば、まず普通に回した時に、自分の弱い点の確認。小指側の感覚が薄い等。同様に、手首から、肘から、肩からの主体で実施してみる。

ここから稽古の振り返り
〇太極棒での確認
肩の廻旋での動作で、肩前面部の廻旋はイメージしやすいが、背面部は自分の認識の動きと、補助を受けたときの動きに大きな差がある。
※補助は認識しやすい様にあえて大きな動作で受ける。小さい動作での補助での認識はハードルは高い。

この差とは、軌道の大きさ、動作のしやすさ。
自分で行うと、軌道は小さいのに、動作はしにくい。
小さい動作は、正しい大きい動作を小さくしたもの。
まずは、筋緊張が起こっても大きい動作で稼働する範囲を広げる。
その中で、正しい動作を感じて、その感じたものを小さい動作で行う。

〇推手での確認
腕の接点で戦わない。
相手の力の流れを使って自分の腕・体と通していく。
ずらしたり、体を曲げて弱めるのとは違う。
胸・腰・足の各部位で出てしまうと崩れる。
前に出ると力がぶつかり、後ろに出ると弱くなり押し込まれる。

〇動作イメージの引き出し
動作を行う際の意識として、これと決めてしまうと、その動作を行う事が目的となり感じる事を忘れてしまう。方法は、結果を生み出すための様々な方法のひとつで、引き出しが増えれば認識も深くなり、対応できる範囲も広がる。
引き出しを増やすイメージとして、労宮(ろうきゅう)から、出すイメージと入れていくイメージ。
比較としては、出すイメージは力が出ていく、入れるイメージは脱力する。
推手の際に相手の力を吸い込む感覚は、入れるイメージの方が行いやすい。
また、太極棒での自主練の際の感覚としては、
労宮(ろうきゅう)から、出すイメージ  肩の前面部での廻旋
            入れるイメージ 肩の背面部での廻旋
がそれぞれ行いやすいように感じる。
どっちが良い・悪いではなく、エネルギーも出ると入るが循環していると感じる。

【本日行った検証】
〇太極棒
 上げ下げ
 上げて前方へ
 剣を持つ構えでの絞りこみ

〇推手 
 横回転・縦回転
 横回転から受け入れての首投げ
 足での推手

〇座位での片手持ち 玉々での手首投げ。
〇2名で両腕を両手持ち

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