12/4 合気道グループレッスン

〇何が自分を動かしているのか。

前に身体を傾けてそのまま進んでみる
次に傾けずに進んでみる
傾けて進む、傾けるのをやめるを繰り返してみる。

相対稽古で、正面から両肩を押さえて貰った状態で進んでみる。

ここまでで、何となくは、重心をずらしてただ移動するだけではなく、
身体の中から動かして動くという感覚は感じる。
ただし、明確に「何が」という明確な感覚はない。

次に、両肩を押さえる際に、相手の踵を押さえる様にする。
※私はここで、腰を押さえてしまった。
 常に押さえる時は、部位・力の流れを感じる事が大切だと改めて認識。

前に進む側は、つま先で立つ様にする。
ここで、かかとを使って(ただ踵を上げて)、つま先で立とうとすると押えられているため立てない。

下部肋骨辺を締めて引き上げていく感覚で上げていくと、それに伴ってつま先から立つことが出来る。
相手は、押さえているため、関係性が生れているため、重心を浮かされる。
※押さえている側は踵を押さえているが、押さえられている側は胸下辺りから上がっているため、その認識の違いと・距離・速度で反応できない。
押さえている側はその認識も稽古になる。ただなんとなく抑えているだけではその認識が学べない事に注意。

さらに、上位の操作として、つま先を立てての動作を、つま先を立てずに身体の中で行う。
外見からは、動きとして見えなくなる。
前へ移動する際は、そのまま歩くと、下半身が連動していないため詰まる。
締めた下部肋骨辺りから動かして歩く事と、下半身は大転子から前に細く締める感覚。
これにより、背骨から大腿骨まで、腸腰筋に繋がりが生まれる。
※押さえている際に、大転子の個別に相手が意識した際に、その感覚が伝わり、動く際にそこを自然に止める事が出来た。
あくまで、上半身と下半身の繋がりが生まれるためである事に注意。


〇何を止めているのか
お互い向かい合って、胸取り正面内の要領で相手の正面に手刀を打つ

・点で捉える(打つ側は実感する事を優先の力)
・面で捉える(打つ側は実感する事を優先の力)
・力で抑える(打つ側は少し強めに圧力)
・出だしを捉える(打つ側は少し強めに圧力)

点で捉えると、相手はそのまま入ってくる事ができ、面で捉えるとそこで身体ごと止められ入ってこられない。
相手が圧を高めた場合、このままだと筋力や体制で補おうとするため、相手の出だしを止める意識が必要。
必要な力加減は、身体が勝手に行ってくれる。
自分で止めるための力を決めると固まってしまう。

〇躱すという事
グローブをつけてパンチを打って貰い躱す。

まずは、一定のリズムで打って貰い、リズムを合わせるために片手で迎える様に受ける。
リズムが合って来たら、面で捉える様に受ける。
※正面内を面で受けた時と同じ感覚で受けられる様になる。
最後に、実際には受けず、面で受けたと同じ感覚を残して躱す。
パンチを打った側は、当たったはずのものがなくなった感覚になる。
※ポイント色々
・パンチを受ける際、何となくグローブを受けるのではなく、相手の拳を受ける意識を持つ。
グローブを受ける意識では受けた際に繋がりを感じず、拳だと繋がりを感じた。
その繋がりを急に躱される事で相手が消えた感覚になるのだと感じる。
・面で捉える際、打ち終わり辺りで受け止める感覚だと遅い。正面打ちの圧力版同様に先を捉える必要がある。
実際の感覚では、感覚は打ち始めに受け止めに行っているが、実際の手は相手が腕を伸ばした場所。
ここでも、相手の思っている場所と、受けての意識の場所の違いがポイントだと感じる。

〇掌底打ち・掌打
グローブでパンチを打つ側の意識からの広がり
グローブでのパンチで、何となくパンチを打っていると、ただグローブが相手にぶつかっているだけで、自分の身体もどこに協力しているのかが曖昧な感覚。
拳を意識してパンチを打つと、打点に漏れなく力が集約される。
掌底も同様で、手根骨の打突部分に意識を持つ事で、集約された力が発揮される。
感覚として力が乗るというより、力が抜けて飛んでいく感覚。
これは、何度も試して感覚を掴んで行く必要がある。
ただ、何となく上腕骨、肘と捻りが自然に入って、螺旋のエネルギーが掌底から抜けていっている感覚。

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