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1/22 日声協オンライン研究会: 金尾香織

【オンライン研究会一覧】

今回は1/22に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):金尾香織先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
詩の理解のために~北原白秋~

【要旨】
歌曲を歌うとき、詩を理解するために何を手掛かりにしていますか?
白秋のいくつかの詩を題材に、私が個人的に興味を持った方向から詩の内容を掘り下げてみます。
また、みなさんが普段どのような方法で詩と向きあっているのかも教えて頂き、詩をどうやって読み解き歌唱のヒントを得るか、という事を改めて考える時間にしたいと思います

参加された皆さまからは、
「興味深いお話し、ありがとうございました。
福岡に行った時、高畑勲監督の『柳川堀割物語』を思い出し、帰りの飛行機の時間を逆算し、柳川へ行ってきました。雨で船が出るまでに時間がかかりましたが、とにかく乗れて、また白秋の生家と記念館にも行くことができました。ゆっくりはできませんでしたが、金尾先生のお話しを伺いながら、柳川を思い出すことができました。先生の歌われた『曼珠沙華』すてきでした。」

「歌曲の詩の意味を考え、自分なりの思いを胸に歌うと、その人の個性ある表現になるんだろうなあと改めて感じました。先生の『曼殊沙華』の歌唱を聴くことができよかったです。北原白秋のお話、『城ケ島の雨』の詩に3つの曲があることは知らなかったので、3曲鑑賞できてよかったです。日本歌曲も学んでみたくなりました。有難うございました。」

「北原白秋の詩『曼殊沙華』と『城ヶ島の雨』について、詩人の人生や人となりを読み解きつつ、歌唱表現の広がりへとつなげる時間。詩集の初版復刻版やGoogle Mapを手がかりに浮かび上がってくる背景と、先生の録音音源を前後に聴けたことで、より理解が深まりました。いろいろな解釈や表現が成り立つ音楽の世界はほんとうに豊かです。文学あるいは詩のための詩と、歌曲のために書かれた詩の性質が異なることも垣間見れたような。」

などと感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

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【発表者】小野和彦(声楽家)
【日時】2月5日(土)15:00~16:45

【テーマ】
ブラームスのコラール引用-「教会墓地にて」を例に-

【要旨】
ロマン派の作曲家が活躍した19世紀後半に、新古典主義者とも呼ばれたブラームスはバロック音楽など過去の音楽に目を向けていました。
その例として歌曲「教会墓地にて 」でのコラール(讃美歌)旋律の引用をあげることができます。
ご一緒に、引用されたコラールや、その意図について考察していきましょう。

【参加資格】
正会員の皆さまの他、一般・個人会員の皆さまもご参加いただけることとなりました。以下、詳細です。お誘いあわせの上、またのご参加を心よりお待ちしております。

●一般、個人会員の方
【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円

【半年パスポート】もございます。
 一般:半年間7,000円
 個人会員:半年間5,000円
半年で14回~16回程度を予定しております。
お申込みをされた月より半年の間に開催される研究会すべてにご参加になれる大変お得なパスポートです。

詳しくはこちらのページよりご確認いただけますと幸いです。