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7/22日声協オンライン研究会:賀川祐之

【オンライン研究会一覧】

今回は7/22に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):賀川祐之先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
舞台の基本情報が記⼊されている平⾯図等の読み⽅や舞台の基礎知識について

【要旨】
聴衆・観客の前でレッスンや研究の成果を発表する場所、その場所が屋外、室内等どんな場所であれ、そこは皆さんの活躍の場所ステージです。そのステージについての基礎の基礎を学んでみましょう。

参加された皆さまからは、
「一観客として、演じる方々、作品という方向から舞台に足を運んでいましたが、舞台の構成、舞台を作る側からのお話は知らないことばかりで、その奥深さに感動しました。
ライティングスタッフ、大道具スタッフの想像できないほどの専門的な根気あるお仕事、それをまとめあげるということ、先生のご経験のなかでのお話、興味深かったです。最近、オペラ、コンサートに行く機会が多くなってきたので、とても貴重な学びでした。ありがとうございました。」

「オペラやバレエの舞台をつくる舞台監督からお話を伺える貴重な講座でした。
アカデミックなことも力仕事も両方できなくては務まらない舞台監督というお仕事のこと、劇場には種類があること、平面図と断面図の読み方、舞台上の区分と見切れ、尺貫法や八百屋舞台のことなど、実践的なことから、八百屋舞台の名前の由来(Rake Stage/船の甲板の傾斜)、イギリスの舞台でのジンクス(口笛NG、マクベスと言ってはいけない)、スタッフの語源(登山をサポートするスティック)など、先生ならではのお話も印象的でした。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。
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【発表者】小原啓楼(声楽家)

【日時】2023年8月5日(土)15:00~16:45

【テーマ】
西欧における発声の成り立ち~日本語との比較から見るその実践

【要旨】
「どうしたら高い声があんなに楽に出るのだろう」テノールの私はこの疑問に長い間、苛まれてきました。しかしふと、振り返ってみると、西洋コンプレックスと安っぽい教養主義的価値観に没したまま、やみくもにただ、もがいていたなと反省しきり。自らをよく知らないまま他者を理解することは出来ません。私達はどこから来て、今どこにいて、そしてどこへ向かっているのでしょうか。その様な音楽社会学的考えに至ったきっかけは、今にして思えば、文化人類学のレジェンド、西江雅之先生の講義でした。テクニカル面からの発声理解と、文明の衝突とも言える言語文化の両立。声楽において切り離すことの出来ないこの2面から、日本語ネイティブのための解説を試みたいと思います。

【オンライン研究会のお申込】
〈正会員・半年パスポートをお持ちの方〉
※今年度より事前の申し込みが不要となりました。
木曜日までにZOOM IDをメールいたしますので、
金曜日までに届かない場合はお手数ですが事務局までご連絡下さい。

〈一般・個人会員の方〉
お申込みはこちら

【参加費】
〈正会員の方〉
 無料

〈一般・個人会員の方〉
 一般:1,000円
 個人会員:500円

半年パスポート】もございます。
一般:7,000円
個人会員:3,500円

大学生向け 半年パスポート:2,000円