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12/18 日声協オンライン研究会: 中村敬一

【オンライン研究会一覧】

今回は12/18に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):中村敬一先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
オペラの台本~リブレットの秘密
~戯曲や小説がリブレットに生まれ変わる瞬間~
リブレットに隠された名作の秘密を解き明かす

【要旨】
オペラが作曲される為には台本~リブレットが必用。 
しかし、外国人である我々はオペラを音の情報からとらえがちだ。
台本の仕掛けを紐解き、素晴らしいリブレットが名作を生み出す秘密を探る。

参加された皆さまからは、
「舞台を作る側からの立場に立った貴重なご講義を有り難うございました。オペラの台本がほぼ韻文で書かれているなんて知りませんでした。複数人が歌っても音が立ってくるのは韻文で書かれているからこそと伺って、リブレットの構造とオペラの表現様式が分かちがたく結び付いていることが分かりました。
また、原作とオペラの比較、演劇とオペラの比較も大変興味深いお話でした。原作の書かれた時代や物語の背景を理解しつつも、現代においてそれをオペラとして甦らせるには、全く違う切り口で脚本が書かれるのですね。今まで『何かイメージと違う』という舞台もありましたけれど、そういった背景を理解するとまた違った楽しみ方もあるかもしれないと気づかされました。次回も楽しみにしています。」

「自分自身オペラを見る側として、ストーリー、音楽、歌い手の表現という方面から接していましたが、台本と作曲家のことをうかがうことができ、オペラの奥深さを学ぶことができました。フィガロの結婚の『手紙の二重唱』のスザンナとコンテッサとのお話から『セビリアの理髪師』のロジーナのこと、モーツァルトの偉大さ、そこからオペラの時代の変化につながっていくお話。とても興味深かったです。
もう一度鑑賞したくなりました。有難うございました。」

などと感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

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【発表者】武田正雄(声楽家)
【日時】2022年1月15日(土)15:00~16:45

【テーマ】
フランス語で歌いましょう~同‘詩’異曲 発音記号から一歩進んで

【要旨】
前回も取り上げたポール・ヴェルレーヌの ”En sourdine(ひそやかに)” フォーレ・ドビュッシー・アーンそれぞれの作品について声楽家はどう語り歌ったら良いか。 さらに ”Green 緑” という曲もできる限り見てみましょう。

【参加資格】
正会員の皆さまの他、一般・個人会員の皆さまもご参加いただけることとなりました。以下、詳細です。お誘いあわせの上、またのご参加を心よりお待ちしております。

●一般、個人会員の方
【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円

【半年パスポート】もございます。
 一般:半年間7,000円
 個人会員:半年間5,000円
半年で14回~16回程度を予定しております。
お申込みをされた月より半年の間に開催される研究会すべてにご参加になれる大変お得なパスポートです。

詳しくはこちらのページよりご確認いただけますと幸いです。