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6/17日声協オンライン研究会:上江隼人

【オンライン研究会一覧】

今回は6/17に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):上江隼人先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
第2回「誰でも歌える!?発声の仕組み」

【要旨】
イタリアの偉大な作曲家の考えていたベルカントとは。
1800 年代イタリアで活躍した大作曲家G. ロッシーニが完成させたと言われる「ベルカント」。
現在では言葉が一人歩きして色々な意味で使われています。
現代人にあった、特に日本人についてあった解釈を自分なりに説明します。
また往年の名歌手の音源を聞きながら考察も行ってみたいと思います。

参加された皆さまからは、
「呼吸のこと、アペルトとコペルトについてのご説明がわかりやすく、今までなんとなく理解していたことが私なりにすっきりした気がします。
マスケラに届く声には、大きな意味が含まれているということを学べて、大変勉強になりました。有難うございました。」

「豊橋で聴いたジェラールが大変素晴らしかったので、今回お話を聴けるのをとても楽しみにしておりました。デヴィーア先生の本があるのは知りませんでしたし、自分の勘違いしていた軟口蓋の位置にも気づけて、大変勉強になりました。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。
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【発表者】新垣有希子(声楽家)

【日時】2023年7月8日(土)15:00~16:45

【テーマ】
ベルカントって結局なに? Vol. 2 発声練習編

【要旨】
前回の講義ではベルカントの全盛期にナポリの音楽学校では、毎朝2時間以上の発声のトレーニングがカルキュラムに取り入れられていた、というお話をしました。今回はベルカントのレパートリーを歌うために必須とされていた発声のテクニックとヴォカリーズ(母音唱法)について深めていきたいと思います。
発声練習用のヴォカリーズに関してはコンコーネが最も有名ですが、実はポルポラ、モーツァルト、ロッシーニも作曲しています(有名なラフマニノフのヴォカリーズは発声練習のために作曲されたわけではないので今回は除外します)。
ベルカントの定義の復習もしながら、残されている文献からわかり得る、いにしえの発声練習に一緒に向き合ってみませんか?
現在うたいにくい箇所の手がかりが見つかるかも知れません。

【オンライン研究会のお申込】
〈正会員・半年パスポートをお持ちの方〉
※今年度より事前の申し込みが不要となりました。
木曜日までにZOOM IDをメールいたしますので、
金曜日までに届かない場合はお手数ですが事務局までご連絡下さい。

〈一般・個人会員の方〉
お申込みはこちら

【参加費】
〈正会員の方〉
 無料

〈一般・個人会員の方〉
 一般:1,000円
 個人会員:500円

半年パスポート】もございます。
一般:7,000円
個人会員:3,500円

大学生向け 半年パスポート:2,000円