メトロポリタン美術館展@大阪市立美術館に行ってました!
2022年2月9日から、国立新美術館にて、「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」が開催しましたね。
実は、先月1月に大阪市立美術館にて開催されていた同展覧会を鑑賞しておりました。
その時に感じた印象や感想などしたためましたので、よければご覧ください。
◆METです。これがMETです!!
メトロポリタン美術館は、ニューヨーク・マンハッタンにある150万点以上もの作品数を収容している世界三大美術館のひとつともいわれている美術館でございます。
ちょっと想像がつかない収蔵品の数ではありますが、絵画・彫刻・写真・工芸品・楽器・装飾品など多岐に渡ります。日本美術の美術作品(日本画・版画・彫刻・仏像等)ももちろん多数収蔵されています。
◆メトロポリタン美術館展
今回は、西洋絵画の主要作品が一堂に勢揃いということで、初期ルネサンスから19世紀のポスト印象派までの名画65点が展示されています。そのうち、その中の46作品は日本初公開!というとんでもない話題性。
ティツィアーノ、カラヴァッジョ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、レンブラント、フェルメール、ルーベンス、ゴヤ、ターナー、クールべ、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ…と、書き出していると、「え、まさか、嘘でしょ?」と、なんだか驚きを通り越してヘラヘラと笑っちゃうおかしな現象に陥ります。
必ず人生のどこかで耳にしたことのある巨匠たちの名前がずらずらと並んでおりますので、会場でも、作品を眺めてはキャプションを見てびっくり!ということが何度もありました。
勿論、作品を目の当たりにすると、各作家の残した鮮やかな色彩、構図、絵力等とんでもないパワーを放っているので、何度でも「え、嘘でしょ!!!」と驚きながらも、否応がなしにすぐさま、暫くの間「あらまあ…」とウットリしてしまうという、内面の感情の起伏が間激しくなりますので、要注意です。
◆気になった作品
個人的に気になった作品は、次の5点でございます。
「聖母子」カルロ・グリヴェッリ
「音楽家たち」カラヴァッジョ
「女占い師」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
「マニー・ドニーズ・ヴィレール」マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ
「花咲く果樹園」ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
「聖母子」の国際ゴシックの優美な装飾性と暖かな色味、綿密なまでの各モチーフの配置から、どうしても心惹かれてしましました。
「音楽家たち」は、古代風の衣装を身に纏った若いイケメン音楽家大集合ですし、「女占い師」は、一瞬の時を一枚の絵画に封じ込めてそれぞれの思惑を無限大に想像させることができます。また、「マニー・ドニーズ・ヴィレール」は、若い女性画家のハッとするような目線にとにかく釘付けにさせられます。あと、自分でも意外だったのは、ゴッホの描いた「花咲く果樹園」が、想像以上に色鮮やかで、ハッとさせられました。
◆メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
国立新美術館での開催は2月9日に始まったばかりです。
5月30日の最終日までまだまだ会期があります。
コロナ禍ではありますが、最終日まで無事に開催されますように!
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
https://met.exhn.jp
[東京会場]
2022年2月9日(水)-5月30日(月)
国立新美術館
[大阪会場]=終了=
2021年11月13日-2022年1月16日(日)
大阪市立美術館
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