見出し画像

新米パパに贈る子育て戦略 〜 幸せ家庭を作るたった2つのポイント

自分の実体験を踏まえて、やや分析目線でと新米パパの心得をまとめてみました。これから子どもが産まれる、産まれたばかりの新米パパをターゲットにしています。(家庭を大切にしたい方、イクメン希望者の方向け。主夫希望の方は参考程度にどうぞ)

幸せ家庭作りの大戦略:この2年に勝負をかけよ

幸せな家庭を築きたい、自分も幸せになりたいという想いがあるなら、妊娠出産から育児にかけての2年間に勝負かけるべきです。人生を左右する重要戦略です。

●理由1:"産後クライシス"回復路線に乗らないと熟年離婚一直線

産後、妻から夫への愛情が一時的に激減するのが産後クライシス。そこから回復基調に乗るか、低空飛行するかが二極化するそうです。

●理由2:男性の家庭の幸福度に影響するのは「妻の幸せ度」のみ。

妻を幸せにするのが唯一の道だというデータがあります。妻は夫の幸福度にあまり影響を受けないというのが妙にリアリティ…

幸せな家族の未来を描きたいならママを幸せにする以外になく、ママに捨てられないためには妊娠から生後1年にかけての計2年をどう過ごすか次第、ということですね。
妊娠中に浮気するとかは論外として、「子どもが外で遊べるようになってからがパパの本当の出番だ・・・!」という考えも間違いのようです。ここはロジカルに、人生戦略として出産前後こそ家庭優先と心を定めましょう。

トップ画はうちの娘ですが、こちらはフリー素材

ポイント1:「仕事と子育ては等価」という思い込みを早期に破棄する

戦を略すと書いて戦略だ!というわけで、ポイントをさらに2つに絞ります。

  1. 「仕事と子育ては等価」という思い込みを早期に破棄する

  2. 子育てではなくママサポートと心得る

まずはその1から。「ママは家事・子育て、その分パパは仕事を頑張る」「でも子育ては大変だと思うから出来るだけ家事もやるパパになろう」私も完全にそう思ってました。しかしながら、大いなる間違いでした。。。

これは無意識に「仕事と子育ては等価」「仕事と子育てという役割分担が成立する」と思っていて、実はこの発想が諸悪の根源です。

実際産んで育ててみるまではママもそう思ってたりしますよね?そこから不幸が起きやすい気がしております。無知の知?パラダイムシフト?視点の転換?なんと言ってよいか分かりませんが、これまでの常識や思い込みをひっくり返す必要があります。

Q:生まれてすぐの赤ちゃん、1日に何回おっぱい飲むでしょう?
答え言っちゃいますが、12〜14回くらいです。ちなみに授乳には1回あたり30分くらいかかります。「えぇ…?」って思いました?

Q:赤ちゃんは夜どれくらい寝るでしょう?
赤ちゃんって3時間で起きるんですよ。しかも1回起きたら次に寝るまで3時間起きてるんですよ!午前1時に起きる→午前4時まで泣く or うんちする or おっぱい飲んでる → 午前4〜7時で寝る → 午前7時にまた起きる・・・以下3時間サイクル

Q:お母さんはどうやって寝ましょう?
答え:寝れません

言葉だけでは理解し切れないので、パパにはとにかく体験がおすすめです。

  • 連休を活かす、または短期間でもいいのでとにかく育休を取る

  • ママと子と一緒に24時間寝起きする

  • 3日目くらいでまじでフラフラ死にそうになるのを体験する

大変さレベルが、仕事<<<<<<子育て!と思うようになります。

なるべく初期にこの衝撃受けるのがオススメです。自分自身、考え方がガラっと変わりました。会社に行く方が楽な上にお給料ももらえたりします。ママが、パパに理解されることを放棄し「諦めの境地」に達する前に動きましょう!

こちらもフリー素材(by Unsplash)

ポイント2:子育てではなくママサポートと心得る

自分の周囲のパパもおむつを替えたり、赤ちゃんを抱っこ紐に入れて買い物にでかけたりは当たり前にやってます。世の中、イクメンだらけです。時代は変わりました。ただ、子育て頑張るぞー!と思っていると実際問題「パパは役に立たない!!」という壁にぶち当たります。

だっておっぱい出ないし
抱っこしても泣き止まないし
寝てくれないし
仕事してる限り夜中起き続けるとか無理だし

結局ママじゃないとダメなのよねーって心折れます。特に寝かしつけとか。心折れると何にもやれなくなります(そこの奥さん、ダンナさんは無力感に苛まされているだけかもしれません)。

ここで戦略ポイント2です。ママが喜ぶことすればいいんですよね。実は。
必ずしも寝かしつけやら上手な抱っこやらができなくてもいいんです。子育てママは何が大変かって、これははたった1つ(筆者調べ)「24時間 何一つ自分の思い通りに進まないこと」です。トイレにものんびり行けない24時間365日。というわけでパパがやるべきことが見えてきました。

●ほんの少しでもママに自由時間を提供しましょう
ショッピングセンターで「しばらくパパがあやしてるから買い物してきていいよー」って言うとか。休日に赤ちゃんを見守って、その間ママは家事なり趣味なりをしててもらうとか。

●ママの"苦手な家事"だけでいいので先回りして片付けましょう
パパは家事を頑張ると良いとされますが、ママがこだわりがある家事へにわかにパパが手を出すと余計にストレスを与えたりするので案外難しいです。
筆者のオススメは、ママが実は苦手・気が進まない家事を把握して、そこだけでいいので率先して片付けることです。例えば、水周りの汚れが苦手なママならせっせとトイレと各種排水溝をキレイにしましょう。

●ママが"今やって欲しいこと"を聞きましょう
基本的にとにかく「理解」が先決です。赤ちゃんと丸一日過ごすとどれだけ大変かを理解した上できちんとコミュニケーションが取れれば他は些事です。
ただ悲しいかなどうやってもママに求められてるレベルの共感とかは出来ないので、素直に「何やるといい?」と指示を仰ぐのがいいと思います。
これならできる!(はず!)ママの苦手家事を知らない人はストレートに聞いてみるのが一番良いと思われます。

こちらもフリー素材(by Unsplash)

(ちょい脱線)パパをイクメンにしたいママの心得

子育て系の情報は山程ありますが、かなり早いタイミングからママを諦めの境地に導くものが多いので、もったいないんじゃないかと思っています。

●パパはやる気が無いわけじゃない
今どきの多くのパパは「家事・育児はオレに関係無い」と思ってないはず。ただママと認識にズレがあるのと、やり方が分からないだけなのです。

●「体験」と「対話」で根本から変えよう
ママは妊娠期にめちゃくちゃ情報収集しますよね。動けないし不安いっぱいだからスマホで色々情報調べちゃう。そこですごい勢いでパパとの情報格差が生じます。そんな状態からスタートして毎日不眠不休で命と向き合うママに、パパは逆立ちしても追いつけません。察するとか、共感するとか無理です。知識も追いつきません。

でも1回体験したら一気に分かります。1回体験した上でなら、ちゃんと言えば分かります(たぶん)。「今これをやってくれたら嬉しい」とストレートに言えば伝わります。

まとめ

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ちょっと考え方変えてみようかな、試しにやってみようかな、と思う人が1人でも出たら幸せです〜。

  • 幸せな家庭を築きたいなら、妊娠出産の2年間を大切に

  • 一日でも早く子育の大変さを体験して真に理解しましょう

  • ママのサポートに徹しましょう

パパが自らを変えることで、幸せな家庭を築く起点となりましょうー!


あとがき)本記事は2016年、娘が1歳になった頃に他所のブログサービスに書いた記事のリバイズ版です。ここ数年で育休の取得が当たり前になってきて、とても良い流れですね。幸せ家庭が増えますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?