ひな

'98|shiga|モヤモヤは言語化することで発散し、嬉しいことも言語化する…

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'98|shiga|モヤモヤは言語化することで発散し、嬉しいことも言語化することでニヤニヤするタイプの人間です

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    自分自身について、自分をとりまくものについて

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働くこと、暮らすこと、選ぶこと

会社説明の類の話を聞くと大概、「働く時間」と「プライベートな時間」は区切られたものとして語られる。フレックスタイムとか時短出勤とか、そんなシステム的な話じゃなくても「週末にアウトドアを思いっきり楽しむために平日働く」とか「帰宅後の一杯目のビールのために集中する」とか。 遊ぶために働き、働き続けるために適度にリフレッシュをする。それが「生活」なのだと、2年前までの私は、どこか胸に引っかかるものを感じながらもそう思っていた。いや、社会人として生きるにはそう思い込むしかないと思っ

    • 三寒四温と桜と

      昼間がすごくあったかい。もうすっかり春だ。 シャツ一枚で過ごせる日があると、なんかもう分厚いセーターやコートには戻れなくなってしまう。 だけど冬並みの寒さの日は未だにあって、今日も爆風のなか私はTシャツにカーディガンという薄手の格好で過ごしていた。とても寒かったが、これはこれで耐えられる。 私は寒暖差アレルギーではないのだけど、ありとあらゆる寒暖差が苦手だ。 夏の陽がじりじりと照りつける屋外とクーラーガンガンの室内、あったかい布団を一歩出ると冷え込む冬の朝、昨日までめち

      • あの頃の自分に希望の光を見せたい

        先日、地域のコミュニティラジオ局で初めて、お昼のパーソナリティをつとめました。 2週間に1度、2時間弱。 ゲストも迎えながらではありますが、ほとんど一人で話す時間。メールも反響もたくさんいただきました。落ち着いて話すね、とか聴きやすい良い声してるね、とか。 2年前までの自分に教えてあげたい。私、ラジオしてるよって。 信じられない 過去に何度か書いたことがありますが、私は物心ついたころから「吃音」という症状があります。言語障害の一つでもあるらしく、声が思い通りに出せずに吃

        • 散歩するように生きる

          中学生・高校生の頃、帰り道に最寄り駅のショッピングモールで目的もなく一人でぶらぶらしていたことが多かった。 稀に買い物をすることもあったが、ほとんどは何も買わずに帰る。 大学生になり少し自由な時間が増えると、たまに定期圏内で知らない駅で降りてひたすら散歩することがあった。鴨川、瀬田川、宇治川など、いろんな川を眺めた。 会社員の頃、通勤時間は徒歩15分だった。 家に帰っても一人なのに、なぜだかまっすぐ家に帰りたくなくて、意味もなく遠まわりして帰ったことが何度もあった。 近く

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          人と環境を、心でえらぶ。

          2022年があと数時間で終わる。 最近noteを書けていなかったが、今日書かなければちょっとしたモヤモヤを今後一生抱えるかもしれない、と思い年越しそばを作る手をとめてパソコンを開く。 一生モヤモヤするかも、というのは過言かもしれないが、それくらい2022年という年は私の人生において大きな転機になりそうな出来事だらけの一年だった。 何があったかは書くとキリがないし、個人を特定されかねない(一応このアカウントは個人情報を載せないようにしている)ので、いろーんな出来事を経て私と

          人と環境を、心でえらぶ。

          ”考えを共にすること”について色々と考えたけど、とりあえず。

          最近、自分の行動パターンというか、何か行動を起こす、決断を起こすまでの流れが腑に落ちた感覚があったので、書き残しておきたい。 性格診断などで、「直感型か思考型か」を診断されたことが幾度となくあるように思う。私は、大体その中間にいて、その時々によって直感に寄っていたり、思考に寄っていたりするのだ。 大きく値が振れているわけでもなかったので、特に気にしたことはなかったのだが、最近自分の行動パターンをふりかえってみると、不連続な思考と直感で動いているように感じた。 不連続な思

          ”考えを共にすること”について色々と考えたけど、とりあえず。

          交通費よりも価値ある1日を過ごしたか?

          noteを書きたい、文章を書きたい、と思いながら他の作業に追われ、よりによって一番タスクに追われている日に書き始めてしまいました。 趣味のラジオや音楽の話と、こんなゴリゴリ日常生活の話を同じアカウントで書くのもどうかと思いつつ、解決策も浮かばないのでとりあえず書きます。 * * * 最近の私は、とにかくいろんなところ(主に滋賀県南部)に出没し、会う人会う人に「フッ軽だね」と言われる日々。正直、モバイルスイカの履歴は見るのが怖い。数日に1回、3000円くらいチャージしてい

          交通費よりも価値ある1日を過ごしたか?

          ラジオに裏切られすぎている~オールナイトニッポン55周年~

          今日、2022年10月2日はニッポン放送のオールナイトニッポンの55回目の誕生日。私は、Creepy Nutsのオールナイトニッポン THE LIVEにライブビューイング会場で参加し、帰ってきたところ。 私が深夜ラジオを日常的に聴くようになって2年ほどが経過し、オールナイトニッポンの番組を幅広く聴くようになってからは1年が経った。 2年前、静かすぎる一人暮らしの部屋を紛らわせるために聴き始めたのがTBSラジオのハライチのターンだった。周りの人はほぼ知らなくて、マイナーな趣

          ラジオに裏切られすぎている~オールナイトニッポン55周年~

          鬼ごっこで仲間がいる方に逃げれば良かった

          子どもと鬼ごっこをするときに、仲間がたくさんいる方にわざと逃げていることに気付いた。自分が走るのしんどいというのも百理くらいあるが、「鬼ごっこをしたい子どもたちに楽しんでほしい」という気持ちも一理くらいある。 子どもたちは「なんでこっち来るん!」と文句を言いながらも、キャーと叫びながら楽しそうに走る。 私が子どもたちのたくさんいる方に向かって逃げると、その子たちも一緒に逃げることになり、「鬼ごっこに参加したい人たちが出来ている状態」を作ることが出来た。 私の体力が尽きて

          鬼ごっこで仲間がいる方に逃げれば良かった

          私の見せ方を考えているのも私自身だ

          無名人インタビューを受けた。 たった今ZOOMを切った。 とても楽しかったのだけど、なぜか悔いが残っている。 「いま自分が話していることが、記事として文字に残る」ことを意識しすぎてしまった。 いや、これまでにも学生の頃なんかに取材を受けたこともあるが、そのときはこんなこと考えていなかった。 おそらくそのときは、「〇〇の団体の私」として、「〇〇を広報する私」として取材を受けていたから、相手の求めているであろう答えを自分なりに話すことが出来ていた。 無名人インタビューはそ

          私の見せ方を考えているのも私自身だ

          木曜24時、ファンタジーに続く扉

          就職を前にして一人暮らしをはじめた頃、部屋の無音を誤魔化すためにラジオを聴き始めた。一人暮らしをするにあたって、少しでも役に立って面白いトークがないかと調べたときにヒットしたのが、ハライチのターンだった。 私が初めて一人暮らしをする部屋は、玄関が1階にあって室内の階段をのぼって2階に部屋がある「メゾネットタイプ」だった。そして、当時ハライチの岩井さんが住んでいたのも、メゾネットタイプのアパートだった。 岩井さんが住む部屋とちがって1階に居住スペースはないけれど、「メゾネッ

          木曜24時、ファンタジーに続く扉

          黒歴史を引きずる

          8月25日、ラジオ大阪の番組「四千頭身 都築拓紀のサクラバシ919」を聴いた。 この日のメールテーマは「意味のねぇ評価」で、母親がテレビを見ながら「この人は面白くない」って言ってたとか、自分のこと知らない人に「あなたはこういう人間だ」と言われたとか、「意味ねぇ評価だなぁ」と感じた場面を送るというもの。 私は「意味ねぇ評価だなぁ」と感じる場面が多すぎて、珍しく複数のエピソードを送った。採用してもらったメールがこちら。 覚えてます?プロフィール帳。 今の小学校や中学校の間で

          黒歴史を引きずる

          旅の帰りの電車の中でモヤつく

          2泊3日、人生初の一人旅@岡山・広島も、残すところ半日。 あとの予定は、新幹線のサイコロ切符がある倉敷まで鈍行で戻り、倉敷のまわりで少しぷらぷらして、大阪に帰るのみ。 前回のnoteは1日目の夜にバーで書いたので、2日目と3日目午前中のことを書き残しておきたい。 2日目にnoteを書かずに済んだのは、人と会っていたから。広島に住むラジオリスナーの友達と初めて会った。1箇所だけ、行きたかったブックカフェという目的地があったが、前後あわせて数時間はその友達に広島観光に付き合っ

          旅の帰りの電車の中でモヤつく

          旅先で泣きそうになる

          昼頃にnoteを出してから、岡山駅前に戻ってふらふら歩いていると、田中達也さんというミニチュア作家さんの個展をしているのを見つけた。 これは行くしかないと思って、行ってきた。撮影OKだったので、たくさん写真を撮った。中には参加者が写ることでミニチュア写真風になるようなフォトスポットがあって、友達連れで来ている2人組が頑張って自撮りしているのを見て、「お撮りしましょうか」と声をかけた。こういうのはできるのにな。なんで店入れないかな。 そこから尾道に行って、千光寺に登って、綺

          旅先で泣きそうになる

          旅先で到着1時間半後に悟る

          1時間半くらい前に、岡山に来た。初上陸。 桃のフルーツサンドを食べて、奉還町商店街を3往復して、アッサムポークプレートを食べた。今はアッサムポークプレートを食べたカフェみたいな場所でなぜかnoteを書いている。 ひとり旅はおろか、旅に行ったことすら数えられるほどしかない。自由に時間をつかえるようになった喜びと、「水曜どうでしょう」への憧れからJR西日本のサイコロ切符を購入し、2泊3日岡山・広島の旅へいざゆかんという初日の正午には、涙が出るくらい悔しい気持ちに苛まれていた。

          旅先で到着1時間半後に悟る

          色を選ぶこと

          少し前に、自分も周りも「人はみんな多面体」だと思うという記事を書いた。その場の状況、話す相手、自分の気持ちなど、いろんな要素を自分のなかで調整し、外に出す面を変えているのだ、と。 その「外に出す面」をどうやって決めているのだろうか、と気になった。 理想は色合わせ私は日々、人と関わるときにストレスを感じることが多いので、自分が誰かのストレス源になることがあってはならないと思っている。だから、私の多面体が色とりどりの面を持ち合わせているならば、相手に合わせた色をその場で選び出

          色を選ぶこと