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【表現評論】メモリーズオフ初代(1st) コアレビューその5 かおるルート(終)【全作再プレイシリーズ】

シリーズ全般のネタバレが含まれます。

●前回の記事

●全然進まない

恐ろしいほど記事が進みません。その5でようやく1キャラ終わりという。1日1キャラでも2ヶ月近くかかる計算になりますが、この調子だとそんなレベルではない。

●映画鑑賞

かおるの昔の恋人がスタッフロールにいたのでかおるが驚くシーン。主人公はなぜ驚いてるのかわからず。

●駅で待つかおる

主人公が登校する時間はランダムなので、ひたすら駅で主人公を待っているかおるさん。これまた重そうなムーブをかましている。かおるは確か主人公に聞く前に彩花のことを調べてたはずだけど、どの時点で知ったんですかね。知っているんなら重いとも言い難いけど。

●映画の原作探し

この辺、正直おもんないですね。まあ物語で全てのシーンが面白くてたまらないってことはありえないんで、当たり前にあることですが。かおるも元カレが作った映画だから原作読んでみたいわ〜と言うはずもないので、主人公のモヤモヤが続く。しかしこれは再プレイが故の感想で、初見だったら元カレが云々なんて知らないんだから、印象は違うかもしれない。

●休日も制服の信

私服を作ってもらえなかったらしい。

●かおるが家に

昼過ぎに来て誰もいないから夕方まで待ってる人。待つのが好きなのか。いきなりやってきて唐突に始まる告白。かおるは彩花のことを調べてるので、主人公が返答に詰まるのも想定済みである。前回家に来た時から調べてるっぽいので、追試の云々あたりで既に彩花のことはわかってるということになりそうですね。追試とか大分前だぞ。想像よりも前から主人公に熱が入ってたようなので、重々ムーブもまあ、理解できなくはない。映画作ってた元カレとの昔話はここで開示される。向こうが忙しいから邪魔しないようにしてたらすれ違って終わったという経緯。5つ上の大学生ということで、かおるが17歳だとすると22歳か。1年前から付き合ってると仮定すると21歳と16歳か。う〜ん。めっちゃ改めて考えると生々しい。まあ昔の話はええねん。重要なのは今だから。主人公も今はかおるが好きだとはっきり自覚したようなので、終わりは近い。

●かおるという新しい存在

を手に入れたというテキストがあります。これは怪しい記憶ですが、オリジナル(PS1版)だと、彩花の変わりを手に入れたとなってた気がするんですよね。差し替えられたとすれば、流石にこの表現は問題があると考えたんでしょう。もしくは全てが記憶違いか。

●元カレを駅のホームで発見

ふらふらと線路の方に行こうとして大騒ぎになるシーンです。こっちは結構間違いないレベルの記憶ですが、オリジナル版は担任が迎えにくるシーンがあったんですよね。やっぱり思ったより変わってるよ。

●デート中に元カレとバッティング

そっとその場を立ち去る主人公。なかなか物分かりのいい男である。最終的に俺のそばにいればいいという、ラオウ的思考の持ち主です。立ち去った先で唯笑と遭遇。唯笑にもう次に行ってもいいんだろうかと聞く主人公。彩花は無くなってるのでもう唯笑に聞く以外方法ないよね。唯笑に許しを得て救われた気がしたようです。結局こんなもんは主観しかないので、自分が納得すれば終わりなんでね。自分がいいと思えばいいと。今度はきっちりと告白を受け入れて終わり。

●Memories Off

やっぱりこのBGMなんだよなぁ。最高。

●ED曲

特にコメントはない。

●かおるルート まとめ

初代の中では一番好きなキャラかもしれません。気さくな友人として仲良くなっていくということで、このシリーズにはあまりないシナリオですね。まず気さくな人がいないからね。悲しき過去とか性格にクセのあるヒロインばっかりだし。珍しいという意味でも好感度は高い。リサはちょっと近いものがあるか。ちなみにリサも好きです。リサと違うのは、結構重いムーブがあることですが、彩花のことを知ってるならまあ納得の行動ではあります。甲斐甲斐しいというか、主人公想い度で言えば、唯笑は置いておくとしても、他のキャラを凌駕してますね。

かおるが主人公をどのタイミングで意識し出したのかは、テスト勉強を通してということになるんでしょうか。このゲームテスト勉強が切り札ですからね。詩音とみなももそんな感じじゃなかったっけ。なにしろ文化祭だの体育祭だのイベントらしいイベントが存在しないので。家に来る時点でまあまあ関係は進んでますが、そこで彩花のことを調べ始めたのが決定的な要因だったように思います。自分と重ねるところがあったということで。主人公も意識し出したタイミング的には似たようなものでしょう。

かおるは元カレとの心残りを解消する。主人公は彩花への未練を解消する。この辺は割とバッサリと瞬時に解決してますが、その辺のグタグタを見たいかというとそうでもないので、これでよかったんじゃないでしょうか。あと思ったよりもシナリオ長かったですね。唯笑以外はそんなに長かった記憶がなかったんですが、記憶よりも長編でした。

あと声が最強。BGMも最強。

●その6へ


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