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【最終盤】プロ野球、優勝するのはどこ?CSに行くのはどこ?9月までの感想と最終盤の展望。


今回の執筆にあたって

ご覧いただき、ありがとうございます。


はじめてのnoteを出してから、初めての投稿というところである意味でここが本当のスタートだなと思っている。
最初は、自分が一番見ているプロ野球に関しての記事を書こうと思い、書き始めた。好きだからこそ、贔屓チームに対して、甘い記事になるかもしれないので、先に贔屓チームを公表する。

セ・リーグ 横浜DeNAベイスターズ
パ・リーグ 千葉ロッテマリーンズ

上の2チームに対して、甘い記事になるかもしれないが、全チームに触れていければと思っている。

ここまでの順位と全体観

ここまでの順位(9月13日までの結果時点)は以下の通り。

セ・リーグ順位表(9/14終了時点)


パ・リーグ順位表(9/14終了時点)

セ・リーグは巨人、阪神、広島、DeNAによる優勝争い兼CS争いが激しくなっている状況。パ・リーグに関しては、ソフトバンクが2020年以来のリーグ優勝目前に迫っており、日本ハムがクライマックスシリーズ本拠地開催に一歩リードしており、ロッテ、楽天が3位を争う状況になっており、ロッテ、楽天が大型連敗などがあるとオリックスにもまだ可能性がある。

ここからは各リーグのここまでの感想と展望を書いていく。

セ・リーグ「上位4チームの中から抜け出すのはどこだ!DeNAは最大8連戦、10月まで目が離せない」

順位表を見ると上位4チームと中日、ヤクルトに大きな差が開いてしまっているので、先に下位2チームに関する感想を書いていこうと思う。

中日ドラゴンズ

4月9日のベイスターズ戦に勝利したことで、2891日ぶりの単独首位に立った中日だったが、そこから流れは続かず、現在5位に低迷。しかし、他チームファンから見ていると楽しみな若手や活躍してほしい中心選手たちは躍動を続けているので、順位以上に強い雰囲気をまとっているように思う。しかし、代打等の采配の部分で落としているような試合も多いため、4月の勢いが継続しなかったのかなと。来季も立浪監督継続の噂が出始めている中で、来期に向けて戦力強化のために必要な部分を探る戦いが続きそうだ。

東京ヤクルトスワローズ

まず、この記事を書いている前日に青木宣親選手の引退発表があった。初めて、神宮に行ったときに青木のホームランを見て、すぐに好きな選手になったことを思い出す。日米通算安打数第5位の2723安打のレジェンドの引退は、今期低迷するチームの若手たちの意識を変え、来期に繋がっていくと感じる。しかし、そんなことを思っていたら石川投手は現役続行の報道が出て、レジェンドが一気にいなくなることはないということで一安心したファンもいたのではないだろうか。
現状、最下位に沈んでいるが中日との消化試合数の兼ね合いを考えると5位争いはどちらが勝つかわからない。終盤に入り、再び覚醒しつつある村上を筆頭に、不安定な投手陣を打線がどれだけ支えることができるかが5位確保への課題になる。

混セの優勝争い抜け出すのはどのチーム?カギは9月29日からのDeNAの8連戦か。

現在、セ・リーグは首位巨人から、4位DeNAまで5ゲーム差と拮抗している。また、阪神が131試合消費しているなか、4位DeNAは125試合と消費している試合数にも差がある。

読売ジャイアンツ

実際、どこのチームが優勝、CSに進んでもおかしくない状況にあるが、一歩リードしているには巨人だと思う。今年の巨人は阿部新監督のもと、ここ数年になかった勝つための執念が選手、監督・コーチ陣から感じることが多い。最近の試合でも、4人連続でのバント作戦や守備の際の球際への意識の高さは今シーズンリーグトップであるといえる。落とせない試合を今後、勝てそうな雰囲気の醸成はできつつある。成績が突出した選手がいない代わりに日替わりでヒーローが誕生する全員野球で2020年以来の優勝が目の前に近づいている。

阪神タイガース

連覇を狙う阪神は優勝に向けて厳しい状況にある。試合数を多く消費しているため、3位広島と4位DeNAに追いかけられる立場でありながら、残り試合数が阪神よりも多い、巨人を追う展開になっている。試合数を多く消費しているということは勝ち星を増やせるチャンスが減ると同時に負けが増えることもないことを指すため、残り試合数の多い、広島、DeNAに対して優位に働く可能性もある。今シーズン通して、昨年のような強さを感じないのはミスの多さである。前段で挙げた巨人の球際の強さに対して、阪神はその部分が感じられない。実際、巨人の今シーズンの失策数は52(リーグトップ)に対して、阪神は83(リーグワースト)と厳しい数字が出ている(捕逸は0)。守備イップスに入った佐藤輝明を筆頭に残りの試合でいかに守備からチームを盛り上げていくことができるのか、残り12試合中8試合が上位との対戦になる阪神にとって大きなカギになる。

広島東洋カープ

9月に入ってから勝利に恵まれない広島は気づけば、3位にまで落ちてきてしまった。ここまで、抑えてきてくれていた自慢のリリーフ陣に疲れが出ているのか試合の終盤に打たれ、そのまま敗戦する流れが続いている。昨年に引き続き、打線の勝負強さや先発投手陣の安定感はAクラスの強さと言っていい。どのチームにも調子の波はあるものだが、一番嫌な波が最終盤にカープを襲っているように思う。ここを乗り切って、優勝もしくはCS進出をすることができれば、ポストシーズンで強さを見せることができるチーム体制ではあると思うので、ここが踏ん張りどころになる。


横浜DeNAベイスターズ

現状、4位ではあるものの上位チームの中で最も試合数を消費していないベイスターズ。ここまで大きな連敗もしながらもなんとか上位に食らいついてきた中で、最後の試練として待ち受けるのが、9月29日からの8連戦である。そのうち、3試合が阪神、巨人、広島と1試合ずつ試合があり、セ・リーグ全体の順位変動に大きな影響をもたらす8連戦となる。特に、10月1日広島戦、10月2日巨人戦、10月3日阪神戦と3日間で上位全チームと対戦する日程となっており、この結果を受けるまでは、DeNA以外が優勝する場合であっても、順位が確定しない可能性が高い。ここまで、大きな連敗をしたときはオースティンが抜けていた期間と被るというオースティン頼みのチームのように思えるが、牧や佐野の復調もあり、打線には厚みが出てきた。課題は8連戦を乗り切れる投手力があるかどうかだ。対戦成績で勝ち越している中日との3連戦を最後に控えているだけに、そこまで優勝争いをし続けたい。

各チーム課題がある中で、ここからは一番重要になるのは勝ち切る力になる。その部分では、球際の強さと采配の的確さで巨人の優勝に1票を投じたい。しかし、残り試合数の多さや直接対決の多さの観点では、阪神とDeNAにもかなりチャンスがある。広島は連敗のムードをいかに早く断ち切れるかどうかが優勝争いに加われるかのポイントになる。10月まで重要な試合の続くセ・リーグから目が離せない。

パ・リーグ「ソフトバンク優勝目前、エスコン初のCS開催へ日本ハムCS争いリード、熾烈な3位争いはどうなるのか」

パ・リーグは現状、ソフトバンクがマジックを8にまで減らしており、優勝が目前に迫っている。CS争いは日本ハムが一歩リードしており、ロッテと楽天が3位を争う形になっている。パ・リーグは上位から順に感想と展望を書いていきたい。

福岡ソフトバンクホークス

ここ数年、毎年開幕予想で独走優勝がお決まりになっているソフトバンクだったが、オリックスに阻まれ続け、常勝軍団としては苦しい時期を過ごした。しかし、今年は相手に隙を見せない横綱相撲を見せつけ、現在2位日本ハムに9.5ゲームの差をつけて、優勝目前だ。小久保監督の適切な采配に、応える技量のある選手たち。勝てないわけがないと言えば、ないのだがここまで勝ち切れているのは本当に強いチームの証といえる。守護神オスナが不在になったりと所々に中心選手の離脱があったが、そこに対応することのできる選手層の厚さは、これからの短期決戦でも安心して戦える材料となる。ファンは久しぶりに福岡で優勝パレードを見れる日を待ちわびている。その先頭に日本シリーズのペナントを掲げるために、常勝軍団の戦いは10月からより一層熱くなる。

北海道日本ハムファイターズ

新庄監督3年目の今年は、オープン戦から開幕戦あたりから、新庄監督の発案で対戦相手の監督と審判団とハイタッチをするという、なんとも新庄監督らしい雰囲気づくりで始まった。それが功を奏したのかチームは昨年と一変、明るいだけではなく強さを纏ったファイターズに生まれ変わった。各種指標では、強さがどこにあるんかわかりにくい部分もあるが、各選手が自分の役割を理解し、勝負強いチームに変化したことが最大の強みといえる。実際に、ソフトバンクを除くパ・リーグ4球団に負け越していないのが強さの表れである。エスコンが完成して2シーズン目で見えてきた本拠地でのCS開催。勝負強さを武器に1stステージを勝ち上がり、エスコンで日本シリーズを開催する。そこに向けて、新庄監督には何か秘策があるのではないかと期待してしまう強さが今年の日本ハムにはある。

千葉ロッテマリーンズ

ファン目線でなぜこの順位にまだいるのかがわかっていないところですが、理由は明確で対西武戦17勝2敗によるものでだ。逆に言えば西武戦を除くと貯金はなく、加えて対オリックス戦も16勝7敗1分、対楽天戦11勝8敗1分と下位としか勝負にならないところに今年のチームの強さを感じない原因がある。逆に取れば勝負になる相手にしっかりと勝ち切る力があるともいえるため、一概に弱いとは言えない。CS進出に向けて、楽天に追われている状況でだが、ロッテが得意としている3チームとの対戦が多く、楽天との直接対決も4試合残っている。その点、3位確保に向けてはロッテに好条件が多い。CSに進出しても苦手な2チームとの対戦になるわけだが、下剋上を起こした2010年も首位ソフトバンクには大きく負け越していた。その年は2位西武に対しては勝ち越していたため、データでみると2010年より厳しい下剋上への挑戦となるが、奇跡の日本一に向けて、まずは3位確保のために投打双方の今まで以上の力の発揮が求められる。

東北楽天ゴールデンイーグルス

シーズン序盤は今年は厳しい戦いになるかと思われていた楽天だが、交流戦で13勝5敗と強さを見せ、初優勝をしてからは安定的な戦いを見せ、Aクラスを睨みながら、オリックスに追われる4位生活が続いている。投手では、早川にエースの自覚が芽生え、現在、防御率リーグ2位、勝利数3位と各指標で好成績を出している。打者でも辰巳が打率リーグ2位と中心選手が活躍する一方で、チーム防御率の悪さとそれをカバーできるだけの打線の力がないところにAクラスへ足踏みが続いている現状がある。前段のロッテと異なり、残りの試合は上位との対決が多い。2年連続4位でCSを逃している楽天は悔しさを武器にして、上位チーム相手に負けられない戦いが続く。

オリックスバファローズ

山本由伸が抜けても、Aクラスは固いと思っていたオリックスだったが、借金生活が続く5位となっている。FAで広島から西川龍馬の獲得があり、そこまでの戦力ダウンを予想していなかったが、投高打低のプロ野球において強い投手が抜けるということは大きな戦力ダウンに繋がるということを考える必要があった。ましてや、それが沢村賞投手であるならば尚更である。ここからは、来季に向けた戦いになると思うが、オリックスの課題点は投手陣の立て直しであると考えるため、なかなかシーズン最終盤にできることではない。まだ、3位の可能性が消えていないため主力で戦う必要はあるが、残り試合は若手の1軍デビューなども行いながら、来シーズンの逆襲に向けた準備を行う形になりそうだ。

埼玉西武ライオンズ

ダントツの最下位で、本当に厳しい状態が続く西武ライオンズ。正直、首脳陣もどこから手をつけたらいいのかわからない状態なのかなと思ってしまうような無策ぶり。応援しているファンも来季への希望も持てないような戦いぶりは選手たちにも反省すべき点はあるように思う。立て直すべきは、投打双方なのだが、観ていて深刻なのは打線にある。先発投手がQSをしても勝てないチームを脱するところがスタートラインだと思うため、今年のオフは新体制の首脳陣で即戦力バッターの確保が最優先課題となる。レジェンドである栗山や中村剛也の引退が迫ってくる中、レジェンドの引退は強い西武のもとで見たいという他球団ファンの余計な希望も入りつつ、強い西武の復活を期待したい。

おわりに

各チームの感想と展望を書いていったが、直近の起こったことばかりを取り上げてしまったが、そこは私の記憶力にも限界があるのでご容赦願いたい。残り試合、全チームが最大限の力を出せることを願って、まだまだ2024シーズのプロ野球を楽しみ尽くそうと思う。


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