『自分の口癖に気づいていますか?口癖からわかる深層心理』Voicy2021年5月26日
皆さんは自分の口癖に気がついていますか?
口癖が全くないという人は、あまりいないんじゃないかなと思います。
■ 口癖はまわりの人から伝染する
私は最近、自分が話をする時に、「なんか~」っていう言葉がちょっと多いなと、気がつきました。
それはですね、今一番親しくしている友人がよく言う言葉なんです。
だからといって、別に彼女のせいというわけではありませんよ😉
ただ、よく聞いているとうつってしまうということはあると思います。
かつてラジオDJをやっていた頃、あるマネージャーさんとお仕事をさせてもらってしばらくして、彼女の口癖に気がついたんです。
それは、「変な話~」だったんですね。
変な話、なんとかかんとかで〜って話されるんです。
「変な話〜」って続くから、ちょっとからかっちゃおうと思って「何が変な話なの?」って聞いてみました。
そしたら、「え?」って、きょとんとするわけです。
つまり彼女は、自分が「変な話~」って言っている感覚が全くないんですよね。
「実は結構『変な話〜』って言ってるよね」
と私が言ったら、
彼女、「え〜!?」って言うんです。
どうしたのかと思ったら、彼女の知り合いで、よく「変な話~」っていう人がいて、「変なの」と思っていたらしいのです。
それなのに、自分がそれを言っていたという事に、本当にびっくりしていました。
周りで話されている言葉というのは、いつの間にかうつっちゃうんだなと思いますね。
■ 話し方はまわりの人から影響を受けている
高校生の時に1年間アメリカに行ったのですが、一緒に住んでいたホストファミリーの家に1つ年上の女の子がいました。
私の英語って、彼女の英語の話し方と、やっぱりそっくりなんですよね。
ミネソタ州というところにいたので、ちょっとAの発音が強かったりして
「can't」が「キャーント」って、言葉がちょっと強かったりするんです。
彼女の話すテンポ感や発音をやっぱり真似るんですよね。
言葉って、真似をして覚えていくものですから。
方言なんかまさにそうですよね。
自分が住んでいるその環境の言葉を真似するからその言葉になる。
引っ越すと関西弁なんかっていうのは、やっぱりすぐにうつってしまうことが多いですよね。
そんなわけで、周りの話し方と自分の話し方は似ていることが多いと思います。
■ 無意識な口癖にも、心が表れている
それから、ラジオDJ時代には、ディレクターさんが、「っていうか~」とよく言っていました。
必ず喋り始めに、「っていうか~」と言うので、「もうそれさ、やめようよ」って私が言うと、また、「うん、っていうか」って言うんです。
冗談みたいな話なんですけどね。(笑)
でも、その時思いました。
「っていうか」というのは…
自分が言いたいことを、いつもうまく言えないっていう葛藤を心の中で抱えていて、それが言葉になるんだなと。
だから、無意識のうちに発している言葉なんですけれども、そこは心が表れてる場所なんだと思います。
「なんか~」というのも、言葉にしづらくて考えている心が表れていますよね。
「変な話~」というのは、少し言いづらいことを切り出す時に使うと、なんとなく使い心地が良かったりして、定着していったのかと思います。
また、私がかつてよく言っていたのが、「要するに」と「つまり」でした。
これは友人に指摘されて気がつきました。
指摘された時は「えー!」と思って、
なんかちょっと嫌な奴だなと思いました。
だって、周りの人の話を聞いていても、
「要するにこういうこと?」とか
「あぁ、つまりこういうことね」
って要約するんです。
それは自分が頭の中で、いつもいろんなことを要約したり、言い換えたりしながら聞いてるから、そういう口癖があったんですよね。
「あぁ、人の話を聞けてなかったんだな」
「ちゃんと聞こう」
と思えた、気づきの瞬間でした。
<まとめ>
そんなわけで
今日のワンポイントトライアルは…
『口癖に意識を向けてみる』です。
ただ自分では気がつきにくいものなので、周りの方に聞いてみられるのもいいと思います。
「私がよく言う言葉って何かあるかな?」
「私の口癖ってなんだろう」って。
案外周りの人は気が付いているものだと思います。
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