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小説家の頭の中

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日々のこと。書籍化にいたるまでの話など。
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#創作大賞2024

国が乳母になることで少子化問題は解決する

 子供は宝。その宝が減っていくと、日本がこれまでの日本でなくなる。海の向こうから来る人々の数が増えると当然、国のありかたが変わってくる。日本人は数で負けるからだ。  生物の世界では、親が生まれたばかりの子供を食べてしまったり、子育てを放棄し死なせてしまうものがいる。 人間界でもそうじゃないだろうか。 人間は、動物と違い、みんな自制心があるわけではない。不倫が蔓延していること一つを取っても納得する。 子供を作る、産むはできても 子育てができない人は一定数いる。  人間は、親

テレビ撮影クルーとお店にムカッ💢

 ランチ開始時間に合わせて店の前に着いた。ガラス扉からテレビクルーとテーブル席についている子供連れのママ友達が入口付近を陣取っているのが見えた。 ドアが閉まっていたので撮影中で入れないのかと思い立ち止まる。 同じように男女二人組も店の前に立っていた。 ふと見ると、ランチの看板が立ってある。 もしかして、やってんのかな?🤔 すると、男女二人組が声をかけてきた。 さっきから私の視界に入っていたこの二人組。てっきりカップルなのかと思ったらテレビ制作の関係者だったのだ。 この男女は、

カレー最強!

 冷蔵庫を開けると少しづつ残している野菜たち。なぜだろう。この癖がなおらない。  なすび、たまねぎ、にんじん、トマトをひき肉と炒めキーマカレーを作った。 市販のカレールーのかたまりは、ほとんどが油だと聞いてから粉状のカレー粉を使うことにしている。  神戸に住んでいた時、毎週土曜のお昼、家の近くにあるインドカレー店に通っていた。 あの味、姫路では味わったことがない。姫路のカレー店のレベルは低い。 いや、カレー店だけではない。全体的に普通。冷凍食品は食べたらわかるし、なんちゅ

隠れ貧困

 スマホを持って、ブランドロゴが入ったシャッを着る、そこそこの車、もしくは高級車を所有。こうしていれば普通の人に見られる。  自分をよく見せたいため、稼ぎ以上の生活をするとランニングコストがかかる。 それを維持するのは大変だ。 実は常にお金に困っている。 でも人に知られたくない。 そして、高額報酬のうたい文句につられ闇バイトに手を染め、逮捕され刑務所行き。 報酬に見合ってないのに人生を棒にふるなんてアホとしか言いようがないが、そういう人たちは目先のお金がどうしても必要なのだ

脳内麻薬とミス日本

 恋愛は脳内麻薬が出ているので、止めようとすると、すごい勢いで引き戻されるから苦しむ。それでも苦しみ抜いた後には、嘘みたいに冷める。早い段階でそれに気づくとができれば傷は浅い。ほとんどの場合、それができないから苦しむ。 不倫に苦しむ人は、薬抜きのような治療が必要だ。 苦労して手に入れたミス日本グランプリ。 1人の既婚男性に惹かれたばかりに辞退しなければならなくなった。掴んだものが一瞬で抜け去る。そして既婚男性は離婚しない。 彼女は何を掴み取ったのだろう。  昭和と違い令和

透析患者のいるおうちごはん さかな料理

新しい魚屋さんを開拓した。 魚は買ってきてすぐに調理しないと腐敗が進み臭くなるので今日は魚料理。 1.太刀魚の天ぷら 三枚におろしてもらった太刀魚を大葉と一緒にくるくる巻いて爪楊枝で止めて天ぷらにした。 2.鯛の切り身でお鍋 素材がいいので、醤油ベースで薄味のだしにした。 3.金目鯛の煮付け 味付けはいつも目分量だけど安定している。  料理をしていると無になれる            西てな 

小説の値段

 小説を書くきっかけは、ある科学の研究者に言われた言葉です。 「君の話し方、文章の切れがいい。なんでもいいから文章を書いてみてはどうか」 ちょうどその頃、ある出版社で著作権処理の仕事をしていました。毎日、作家達の書いた文章の一部を読んで、その作家に掲載の許諾をいただくという仕事です。 こんなゴミみたいな文章で小説家デビューできるのなら私にもできる。 ある日、ふと思いました。  大阪堺筋本町駅の地下でランチをしながらパソコンを広げ原稿用紙20枚ほどの短編を書きました。