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季刊銀花 1984 No.58 芹沢銈介

季刊銀花の全巻目次をまとめてみようと思い立ち記事を書きました🛴。
季刊銀花とは1970年文化出版局から刊行された雑誌です。

学生の頃、当時の先生に「これがどれだけすごい本か分かるか!読め!」と叱咤激励され少しずつ古本屋で購入した雑誌。

文化出版局のホームページに何も表示されないので、一例で目次を掲載します。リンクした日本の古本屋フリマアプリで購入できますので私もまだ持っていない巻をこれから集める予定🛴!
あと、中央線沿線の古書店でもけっこうあります。


特集①芹沢銈介 文字曼荼羅

沖縄の紅型が自らの仕事の
出発点と語る芹沢銈介にとって、
運命の地でもある彼の地の絵図。
紅賑わう型染めに心と技がこもる。

風土を記す文字
季刊銀花 1984 No.58 芹沢銈介 文字曼荼羅

芹沢文字は意思伝達の記号であることを超え、
鮮やかな意匠と豊かな詩魂で、人の心を直に打つ。
たとえば緞帳に織り出された静岡市歌。
(静岡市民文化会館緞帳)

響き広がる文字

季刊銀花 1984 No.58 目次から引用

特集①芹沢銈介 文字曼荼羅
芹沢銈介紺屋ぼめ
芹沢銈介作品の文字 水原徳言
父・銈介の書の生いたちについて 芹沢長介
芹沢銈介年譜
特集②万葉遊宴 歌と膳と花々と 料理と花・清水萬里
万葉・四季の花 犬養孝
数多くの師に”こころ“を学ぶ 清水萬里
清水萬里さんのこと、供応のこと 元永定正
無彩の彩=苧毛健作の陶
独創の陶人 奈良山中に在り
良き時代の意匠 東京建築探偵団、今和次郎の仕事と出会うの記 藤森照信
常茶じょうちゃ 日本茶と中国茶
茶訊チャーシン お茶のはなし お茶をおいしく飲む原点
時は波 写真・柴田敏雄 詩・吉増剛造
木版画から写真へ 柴田敏雄 プロフィール
優しき唄げんか 大分県宇目地方の子守歌 沢渡歩
章太郎の前掛け
四月馬鹿名づけてきもの博士とや 青山勝子
男の蒐集
トントン豊橋、鳶に蜻蛉=栄光の明治人 杉田有窓子 漢詩的人生劇場を踊る
我が魂は文学にあり=装幀家・菊地信義の心象世界
菊地信義さんのこと
本をめぐる京都幻想 菊地信義
[書物巡礼記]二冊の句集 森本哲郎
[書物随筆]語りやめることのない客人たち 木島始
銀花萌芽帖
書物雑記
工芸雑記(GINKA CRAFT NOTE)
今日はつめ人形が晴れ舞台、僕たちも晴れ舞台
幻のはす糸織り 東京・町田の藕絲館を訪ねて
[小さい旅]温泉につかって甘党も辛党も大満足の諏訪の2日
季刊「銀花」別冊 手紙 ことばと字と絵の雑誌、創刊
在庫の紹介
読者からの手紙
むだ書き

表紙構成 杉浦康平
表紙 寿の字文のれん『芹沢銈介作品集』求龍堂刊
表紙製版 安藤友二/秀英体初号活字使用
本文レイアウト 多田精一 太田徹也 本誌レーアウトスタッフ

荻窪いずみ工芸店

街歩き秋の荻窪散歩にて訪れたいづみ工芸店。
はじめてここで購入したカレンダーは2009年のものです。
2000年代に民芸運動の展覧会やデザイン雑誌でたくさん特集されました。
営業不定期なのであんまり入れたことはないのですが。

いろは文様

膨大な文字にまつわる蒐集品から「牛王宝印ごおうほういん」と李朝時代の「郷歌ヒャンガ」という項目があって、新羅から高麗時代初期の本。京都高山寺 篆隷万象名義てんれいばんしょうめいぎ平安時代の国宝について。
難しいことを言わないでこの本を見てほしいといったことはいろいろなところに書かれていて、今オンラインで見ることができますが、やはり難しい🛴

かにのおや子

蟹は「どうする家康」で子供たちが来ていた着物布にあった柄で家庭円満の象徴。2000年ごろに荻窪南口に蟹屋さんがあって民芸風の店構えで好きだったのですが閉店されました。

おにぎり蟹屋

トントン豊橋、鳶に蜻蛉=栄光の明治人 杉田有窓子すぎたゆうそうし 漢詩的人生劇場を踊る

花柳章太郎 章太郎の前掛け

万葉・四季の花 犬養孝いぬかい たかし

万葉集の歌と美しい写真での特集。
一冊で素晴らしい特集の数々。
これから全巻をまとめていきたいと思います。
一週間に一冊づつまとめられたらと思います🛴


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