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子どもはどうやって言葉を覚える?

突然ですが、皆さんはどうやって日本語を覚えましたか?

文法書を読んで勉強したわけではなく、気づいたら日本語を話せるようになっていたことと思います。どうやって日本語を覚えたかと言われてもピンと来ないのではないでしょうか。

ですが、日本語を習得した過程を振り返ることが、英語学習の道しるべになるかもしれません。

どういうことかイメージするために、典型的な英語の学習方法と、日本人が日本語を身につける過程を考えてみましょう。

まず、英語の学習方法と聞くと、アルファベットの書き方を覚えて、文法の学習をして、単語を覚えてといった具合に、まず英語の読み書きを学習します。
同時にリスニングの練習もして、ある程度英語の知識が身に付いてくると英会話にも挑戦しよう、という流れがイメージしやすいかと思います。

一方、日本語の習得過程はどうでしょうか。
日本で生まれた子どもは、赤ちゃんの頃から日本語の会話に溢れた環境にさらされます。赤ん坊は周りの大人が話す言語音に敏感に反応しています。生後数か月になると、赤ちゃんは「あ~」、「ぶぶぶ~」など大人の真似をして一生懸命に声を出すようになります。
それが次第に一語の言葉、二語の言葉となり、最終的に3語以上の文を発話できるようになります。読み書きができるようになるのはその後です。

つまり、言語の自然な習得は「聞く→話す→読む→書く」の順に行われるのに対し、一般的な英語の学習は全く違う順番で行われているのです。

その結果、文法知識はあるけど英会話ができないという傾向が生じ、英語を話せない日本人というイメージは定着しつつあります。

ではどうすれば良いのでしょうか。答えは、日本語を習得したのと同じように英語を学習するのです。
そのために一番大切なのは、ネイティブの英語をたくさん聞くことです。とにかくたくさんの生の英語に触れることで、聞く力を養います。
そして、発音を真似したり、簡単な言葉のキャッチボールをしたりすることで話す力を身につけます。
同時に活字にもたくさん触れ、読む力を身につけます。

このように、「聞く→話す→読む→書く」の順番を意識することで、実用的な生きた英語を身につけることができます。

英語学習を始めるうえで最初に大切なのは、たくさんの英語を聞くことです。ぜひ、たくさんの英語に触れられる英語教室に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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