言い切る人のアホさ→結論の無いものの結論を出す愚行と物事の評価の不可能性


問:上図の□の内側は何色ですか?

考えられる答えを列記します。
・緑:黒の□枠のちょうど内側に接している緑の□枠から
・青:「これは青色です」の文言から
・赤:文字が赤色であるため
・白:□枠の中で一番多い面積を占めているのは白色だから
・黒:上図の□の内側とは黒の□枠自体の内側を指しており、枠自体は全体が黒色なので枠の内側部分も黒色だから

読むのも面倒くさい答えを列記しましたが、
これは完全に正しい答えがないことの例です。

現在は情報過多で、探っていけばどこかに真理があるというような妄想に駆られている人が多いような気がします。
そんな中で、完全に正しい答えなんてないというところをスタートに出来たら気持ちが楽になるのではないでしょうか。

お互いの意見をぶつける言い争いもどちらも別に完全に正しいわけではない。
本当の自分が他人に理解されないというような悩みも、自分自身も上図のような存在なので、他者から何色か判別することはできない。

そう思うと他人の言っていることに正しさなどないというところを思考の起点にできるので、あることないこと言っている人に振り回されなくなります。
そして、無理やり白黒つけたとしても、結論は固定化されず、絶えずオセロのようにひっくり返り続ける。
だから、便宜的な白黒の判別が実際の実情をもみ消す簡易的なコント社会の住人が自分の願った設定どおりにならずにわめいたとしても、反応してはいけないのです。


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