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投資家心理を示す指標
こんにちは。nishinaです。今回は投資家心理を示す指標をいくつか挙げていきたいと思います。
この記事は投資助言や勧誘にあたるものではありませんので、投資はあくまで自己の判断のもと、自己責任で行ってください。
今回取り上げる指標たち
今回はこの3つの指標についてみていきます。
恐怖指数
NAAIM
Fear and Greed Index
恐怖指数
オプション取引の変動率を基に計算された指標で相場の先行きが不安な場合にこの数値が上昇する傾向があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1680834638564-Y282cPqPU4.png?width=1200)
一例として、VIXとSP500の相関を見てみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680847172238-mdvbaJ7HZ7.png?width=1200)
グラフの上がSPX、下がVIXです。VIX30以上の部分をオレンジ色で塗ってみました。SP500の変動の谷の部分とある程度相関があります。あくまで谷底に近いというだけですので、実際には恐怖指数だけでなく、チャートやファンダの情報に基づいてトレードすることが必要です。
NAAIM
NAAIMは全米アクティブ投資マネジャーズ協会(National Association of Active Investment Managers)の会員から報告された米国の機関投資家の株式ポジションを示す指数です。信太朗さんのnoteでもおなじみですね。このNAAIMは1週間後ごとに発表され、値動きに先行するというよりは値動きの結果を示す指標だと理解しています。そのため、今回はNAAIM指数とSP500の動きが逆だった場合、翌週にどうなるのかを検証しました。
下のグラフは上段がSP500、下段がNAAIMです。NAAIMは80以上が楽観のサイン、25以下が悲観のサインと言われますので参考に横帯でオレンジと青色で楽観、悲観の領域を示しています。赤の縦帯はNAAIMが上がったのにSP500が下がった週、青の縦帯はNAAIMが下がったのに、SP500が上がった週を示しています。そして縦帯の上に、縦帯の次の週の終値が前の週に対して上がったか下がったかを示す矢印を置いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1680847207915-jQHhCBC6yE.png?width=1200)
強気相場だった2022/1以前と弱気相場だった2022/1以降ではNAAIMとSP500の動きが合わなかった翌週のSP500の振る舞いが異なり、下記の表のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1680834853352-ZBREmDoOCv.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1680834862786-eTDOahmoe4.png?width=1200)
2022/1以前は機関投資家が弱気になっても株価が上がればその翌週も株価上げ、2022/1以降は機関投資家が弱気になって株価が上がった場合、その翌週は株価下げの確率が高く、2022/1以降は機関投資家が弱気になった週に株価が上がっていた場合、翌週は株価が下がる確率が高くなっています。
Fear and Greed Index
Fear and Greed IndexはCNNがまとめている指標で、市場が強気か弱気かを0から100の値で示します。指標は随時更新されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680835090091-giRq82pfBe.png?width=1200)
以下の7つの指標を総合して算出されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680835169049-epndaRIH31.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1680847248958-MlkG4qGLiJ.png?width=1200)
おわりに
今回は投資家心理を示す指標たちについて取り上げてみました。参考になればうれしいです。
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