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[シェルパ~歩荷] 本当に大事なものは見えにくい

ダンスで裏方に回っていろんな事をやっていると本当に大事な仕事って光が当たらないんだなあと思います。発表会だと舞台監督の働きたるや虎牢関の戦いに於ける呂布のようで鬼気迫るものがあり、つい先日終わったばかりのうちの発表会での八面六臂の活躍は記憶に新しいところです

しかし一切お客さんに知られる事もなく粛々と出演者を盛り上げ、緊張感をほぐし、会場側と対峙し、会計をし、まさに阿修羅マンを地でいくかの如く働いていました。そういった主要人物達がいる事でイベントって成り立つわけですね

かくいう私も同じような事を今は全国各地で行っているわけです。裏方というかこのダンス業界の底の底、一番の入口を広げる、裾野を広げるという仕事に特化して飛び回っています。キッズ、もっと言えば3歳からの幼児から始めるダンスをいろんなところで先生と一緒にやっているのです

ダンサーがなかなかやりたがらない

[ 言葉が通じない年齢 ]への[ わかりやすいレッスン ]

これさえ出来れば少子化真只中のこれからも食いっぱぐれはないでしょう

やはり幼少期からダンスをしている先行者有利は圧倒的です。今や中学生の問い合わせの枕詞は「中学生からだともう始めるのは遅いですか?」ですから。そんな幼児に対して良いレッスンを提供を続けることで日本のダンスのレベルの底上げにもつながりますし、安定的な収入にもつながるでしょう

なぜ幼少クラスが重要なのか

ダンススタジオを長くやっていると膨大なデータが積み上がってきます。今をときめくスーパーダンサーたちも幼少クラスからダンスを始めています。もっと身近な例で言うと幼少からキッズに上がると他のキッズから始めた子供と比べてリズムが自然に取れています

踊ることが当たり前という感覚が物心がつく前から備わるという事です

さらに商売の目線から言うと、3歳から何かを習わせる事の出来る習い事ってそんなに多くないのです。ですのでクラスを用意しておくと必ず需要は喚起されますし、経営は安定します。しかし一つ問題がありまして、やはりインストラクターがそれなりに幼児というものを理解していないといけないという事です。これが難しいのです

例えば超実力派のダンサーが幼少クラスを持っているとしましょう。そしてレッスン開始して「はいストレッチするよ〜」と言いますね。まずここでアウトです。幼児は [ ストレッチ ] という言葉がわからないのです

そしてアップです。膝を曲げて伸ばす、それを音に合わせてダウン、それからアップ。もうここで混乱するのです。それは [ コンテンツとしては違う内容だけど動きは同じ ] だからです。どっちも膝を曲げるだけの動きでしょう?それをオンビートで膝が曲がってたらダウン、伸びていたらアップ。これは大人なら当たり前に理解できるのですが幼児にはどちらも膝を曲げる動きなのです

音に合わせて

このワードが理解できないのです。だからもし音に合ってなくて先生に怒られて、親から怒られても子供からしたら「先生の言った通りにしっかり膝を曲げて大きくダンスしてるのに・・・」と思っているのです

要するに 幼児が何を理解できて何を理解できないか をしっかりとインストラクターが理解出来ていないと子供は全くわからずに面白くないと感じるようになっていきます

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